TeamWARE Officeのサーバソフトウェアをインストールする場合に必要なディスク容量は、約180(MB)ですが、運用を続けていくうちに各種ログファイル等の資源が増加していきます。そのため、ディスク容量は、約500(MB)見積ってください。また、各サービスのデータベース用のディスク、たとえばメール文書やカレンダー予約の情報を格納するためのディスクや、一時的に作業用に使用するディスクが必要となります。
各サービスのデータベース用ディスク容量や作業用ディスク容量は、サーバに保管する情報量や運用形態によって異なります。以下にサービスごとに必要なデータベースのディスク容量について説明します。
Directory
グループやユーザ詳細情報など、共用ディレクトリに保管するエントリの数により変動します。最低でも70(MB)の容量を確保しておくことをお勧めします。
Mailサービスでは、メールの平均送受信数、保存期間、平均添付ファイルのサイズによって、必要なディスク容量が決まります。
Library
Libraryサービスでは、文書と添付ファイルを保管するディスク容量が必要です。
Forum
Forumサービスでは、フォーラムメッセージと添付ファイルを保管するディスク容量が必要です。
Calendar
Calendarサービスでは、スケジュールの予約と添付ファイルを保管するディスク容量が必要です。
Task
Taskサービスでは、タスクと添付ファイルを保管するディスク容量が必要です。
Notifier
特に必要ありません。
メッセージルータ
特に必要ありません。
MIMEゲートウェイ
送受信するメールを一時的に保管する作業領域が必要です。
POP3サービス
特に必要ありません。
IMAP4サービス
IMAP4クライアントから取り出されるメールを一時的に保管するディスク容量が必要です。
Webサービス
キャッシュ等に使用する作業用のディスク容量、Webサービス用のメールの署名と個人メモの保管に使用するディスク容量が必要です。
MailArchiveゲートウェイ
メールアーカイブシステムに渡すメールを一時的に保管する作業領域が必要です。
サービスごとのハードディスク見積り式を以下の表に示します。なお、情報量の増加を考慮して、ディスク容量を余分に確保しておくことをお勧めします。
サービス名 | 見積り式 | 容量最低推奨値(MB) |
---|---|---|
サーバソフトウェア | 500(MB) | 500 |
Directory | エンタープライズディレクトリとして外部LDAPサーバを使用時 容量(MB)=エントリ(ユーザ+グループ+外部ユーザ)数× 0.0025注1 + ユーザ数 × フォーラム数 × 0.0003 | 70 |
エンタープライズディレクトリとして内部LDAPサーバを使用時 容量(MB)=エントリ(ユーザ+グループ+外部ユーザ)数 × 0.0025注1 | 70 | |
[MIMEメッセージ保存オプションを使用しない場合] [MIMEメッセージ保存オプションを使用する場合] 容量(MB) = 個人メールボックス最大サイズ(MB) × ユーザ数 + 2 ※MIMEメッセージ保存オプションについては、"TeamWARE Office管理者ガイド"を参照してください。 | 10 | |
Library | ライブラリサイズ = 1ライブラリ文書登録数 容量(MB) = ライブラリサイズ(MB) × ライブラリ数 + 2 | 10 |
Forum | フォーラムサイズ = 1日平均登録数 × 平均添付ファイルサイズ 容量(MB) = フォーラムサイズ(MB) × フォーラム数 + 2 | 10 |
Calendar | カレンダーサイズ = (1日あたりの予約する数 容量(MB) = カレンダーサイズ(MB) × カレンダー数注4 + 2 | 10 |
Task | 個人タスクサイズ = (1日あたりの依頼する数 + 1日あたりの依頼される数) × 1タスクあたりの文書サイズ × 圧縮率注3 × 保存日数 容量(MB) = 個人タスクサイズ(MB) × ユーザ数 + 2 | 10 |
MIMEゲートウェイ | 容量(MB)注5 = 3 × メールの平均文書サイズ(MB) × 1日に処理するメールの数 | 10 |
IMAP4 サービス | 容量(MB)注5 = 2 × メールボックスの平均サイズ(MB)× 同時利用者数 | 10 |
Webサービス | 容量(MB) = (ライブラリのキャッシュサイズ + フォーラムのキャッシュサイズ + カレンダーのキャシュサイズ + 個人メモの格納サイズ + メールの署名の格納サイズ) ÷ 10242 ライブラリのキャッシュサイズ = la × ( (300 + lb) × lc) + (200 + ld) | 130 |
MailArchiveゲートウェイ | 容量(MB)注5 = (1日あたりのメール受信数 + 1日あたりのメール送信数) × 1通あたりのメール文書サイズ × 2 × ユーザ数 | 10 |
注1 | : | エントリの情報量により異なりますが、目安値は2.5(KB)です。 |
注2 | : | Directory情報を更新した時の更新ログを格納する領域が必要です。ログ情報はデータベースのバックアップ時に削除されますが、次回バックアップまでに蓄積される容量として1000ユーザあたり1MBで見積ります。 |
注3 | : | 圧縮率は添付ファイルの種類により異なりますが、目安値は0.6です。 |
注4 | : | 個人カレンダーと設備カレンダーの合計を示します。 |
注5 | : | サーバソフトウェアをインストールするハードディスクに確保する必要があります。 |
注6 | : | TeamWARE Officeのインストールディレクトリにあるhttp.iniファイルの[Cache]セクションで、Timeキーに指定した時間(秒)です。 |
注7 | : | ユーザにより異なりますが目安は15,000バイトです。 |
注8 | : | ユーザにより異なりますが目安は400バイトです。 |