ここでは、totadminツールの使用方法について説明します。
起動方法
TeamWARE Officeサーバのインストールディレクトリで、“totadmin”コマンドを入力します。このとき、パラメータには、削除内容を記述したパラメータファイルのファイル名を指定します。
コマンドの指定形式
totadmin パラメータファイル名
オペランドの説明
タスク削除のために必要な情報を記述したファイルの名前を、フルパスで指定します。パラメータファイルは、テキストファイルで以下の形式で記述します。
function = DELETE_OLD_TASK [server = サーバ名 | トランスポートアドレス] [older_than = 経過期間[M|W|D]] [del_progress_task = YES | NO] user = ログイン名 [password = ログインユーザのパスワード] tp_number = トランスポート番号 tp_address = トランスポートアドレス |
function
“DELETE_OLD_TASK”と指定します。
server
処理対象のTaskサービスがインストールされているサーバの名前、またはトランスポートアドレスを指定します。処理対象のTaskサービスがディレクトリサーバに存在する場合は、省略できます。
older_than
タスクを保存する期間を指定します。タスクの期限からの経過期間を表す数字と単位(M:月、W:週、D:日)を指定します。経過期間の値は、どの単位でも1から1999までです。省略値は、6M(6ヶ月)です。なお、単位を省略すると、Mを指定したものとみなされます。
del_progress_task
未完了のタスクも削除する場合は、“YES”を指定します。削除しない場合は、“NO”を指定します。省略値は、“NO”です。
user
ログイン名を指定します。ログイン名は、最長で48文字です。ログインユーザには、システム管理者の権限が必要です。
password
ログインユーザのパスワードを指定します。パスワードは、最長で48文字です。ログインユーザがパスワードを持っていない場合は、省略してください。
tp_number
ログイン時に使用するトランスポート番号を指定します。この番号は、TeamWARE Officeをインストールしたディレクトリにある、to.iniの[TOSERVER]セクションで、transportsフィールドに記述されています。以下のように記述されている場合、tp_numberには1を指定します。
[TOSERVER] transports = 1 |
tp_address
ログイン時に使用するディレクトリサーバのトランスポートアドレスを指定します。トランスポートアドレスは、最長で128文字です。
注意
行頭が、“/*”の行はコメント行とみなされます。
空白文字を含むデータは、シングルクォーテーション(‘)で囲んでください。
パラメータファイルのserver指定で、サーバ名を記述する場合、WebADMIN、またはAdminで、処理対象のTaskサービスがインストールされているサーバの名前を確認してください。
以下にパラメータファイルの記述例を示します。
この例は、’DIRECTORY SERVER’という名前のサーバから、6ヶ月より前のタスクを、未完了タスクを含めて削除する場合の記述例です。
function = DELETE_OLD_TASK server = ‘DIRECTORY SERVER’ older_than = 6M del_progress_task = YES user = ADMIN password = PASSWORD tp_number = 1 tp_address = 199.199.199.199 |