ここでは、TeamWARE Officeをインストールすることで設定されるTeamWARE Officeのリソース(クラスタが管理するオブジェクトの単位)、およびグループ(リソースの集合)の項目と、変更方法について説明します。
なお、設定されている内容は、通常、変更する必要はありません。
設定内容の変更は、アドミニストレータ権限でクラスタシステムのサーバへログインし、クラスタアドミニストレータを利用して行います。
クラスタアドミニストレータの詳細については、Windows Server® クラスタサーバに添付のドキュメントを参照してください。また、各項目の設定手順については、クラスタアドミニストレータのヘルプを参照してください。
クラスタアドミニストレータの起動手順を以下に示します。
Windows Server®システムの[スタート]メニューの[プログラム]から[管理ツール(共通)]を選択します。
利用可能な管理ツールが表示されます。
クラスタアドミニストレータを選択します。
TeamWARE Officeのグループ、およびリソース定義
TeamWARE Officeをクラスタシステム上で運用するために必要なグループ、および各種のリソース定義は、運用系サーバのインストール時にTeamWARE Officeによって、以下のように設定されています。
TeamWARE Officeグループ定義
TeamWARE Officeをグループとして定義されます。
グループ名は、固定で変更できません。
グループ名:TeamWAREOfficeServerClusterGroup
共有ディスクリソース定義
共有ディスク名(TeamWARE Officeで定義されたデータベースも含みます)をリソースとして定義されます。共有ディスク名は、追加または変更できます。
IPアドレスリソース定義
TeamWARE Officeが使用するIPアドレスをリソースとして定義されます。
IPアドレスのみ、変更できます。リソース名は、固定で変更できません。
リソース名:TeamWARE Server IP
依存関係 :IPアドレスリソースは、共用ディスクリソースがオンラインとなったあとにオンラインになります。
ネットワーク名リソース定義
クライアント側からサーバにセットアップされたサービスを利用する場合に使用します。ネットワーク名のみ、変更できます。リソース名は、固定で変更できません。
リソース名:TeamWARE Server NetworkName
依存関係 :ネットワーク名リソースは、IPアドレスリソースがオンラインとなったあとにオンラインになります。
TeamWARE Office rfc1006汎用サービス定義
内部LDAPサーバを起動するためのサービスです。
この定義は、変更できません。
リソース名:TeamWARE RFC1006
依存関係 :ネットワーク名リソースがオンラインとなったあとにオンラインになります。
TeamWARE Office汎用サービス定義
TeamWARE Officeを起動するためのサービスです。
この定義は、変更できません。
リソース名:TeamWAREOffice
依存関係 :TeamWARE Office汎用サービスは、TeamWARE Office rfc1006汎用サービス定義がオンラインとなったあとにオンラインになります。
注意
TeamWARE Officeグループのクラスタシステム定義情報内の"フェールバック"を有効にしないでください。