POP3クライアントからメールを送信する方法は、SMTPサーバでsendmailが動作しているコンピュータを指定する方法と、MIMEゲートウェイが動作しているコンピュータを指定する方法があります。詳しくは、"第9章 POP3サービスの管理"を参照してください。
POP3クライアントから送信したメールをメールアーカイブシステムに転送したい場合には、POP3クライアントが接続するSMTPサーバを、MIMEゲートウェイが動作しているコンピュータにしてください。
また、to.iniの[MIME]セクションにarchive_relay行を追加します。なお、設定の反映には、TeamWARE Office サーバの再起動が必要となります。
archive_relayの値には、"0"または"1"を指定できます。それぞれ、以下の動作をします。
archive_relay = 0
POP3クライアントから外部に送信するメールをMailArchiveゲートウェイに渡しません。
archive_relay = 1
POP3クライアントから外部に送信するメールをMailArchiveゲートウェイに渡します。
※ archive_relay オプションを省略した場合は、"0"と同じ動作をします。
オプションの設定方法を、以下に示します。
TeamWARE Officeサーバを停止します。
MIMEゲートウェイがインストールされているサーバのインストールディレクトリ配下にある、to.iniファイルをテキストエディタで開きます。
to.iniファイルの最後に、以下の行を追加します。
[MIME] archive_relay = 1 |
※ [MIME]セクションがすでに存在する場合は、[MIME]セクションの下にオプション行を追加してください。
to.iniファイルを保存し、テキストエディタを終了します。
TeamWARE Officeサーバを起動します。
注意
archive_relayオプションを設定していても、POP3クライアントが接続するSMTPサーバにsendmailが動作しているサーバが指定されている場合には、POP3クライアントから外部に送信するメールはMailArchiveゲートウェイに渡されません。