TeamWARE Officeサーバは、運用中に定期的にディスクの空き容量を監視しています。ここでは、ディスク容量の監視対象と出力メッセージについて説明します。
ディスク容量の監視は、以下のディレクトリが存在するディスクに対して行われます。
TeamWARE Officeサーバのインストールディレクトリ
データベースが格納されているディレクトリ
(to.iniファイルの[TOSERVER]セクションにあるdatabase_pathパラメータ、index_pathパラメータ、およびattachment_pathパラメータで示されるディレクトリ)
to.iniファイルの[TO]セクションにあるcheck_disk_nameパラメータで指定されたディレクトリ
空き容量が警告サイズを下回った場合
ディスクの空き容量が警告サイズを下回ると、システムイベントログには、以下のメッセージが10分間隔で出力されます。
047019 You are running out of disk space in <directory name> |
空き容量が一時停止サイズを下回った場合
ディスクの空き容量が一時停止サイズを下回ると、TeamWARE Officeサーバが一時停止状態になり、すべてのサービスが行えなくなります。このとき、システムイベントログには以下のメッセージが出力されます。
047014 System deactivated due to lack of disk space in <directory name> |
システムイベントログにこれらのメッセージが出力された場合は、該当するディレクトリが含まれるディスクの空き容量を拡張してください。
ポイント
警告サイズおよび一時停止サイズは、to.iniファイルの[TO]セクションにあるdisk_space_checkパラメータに指定されています。サイズの変更は[to config]コマンドで行います。
省略値は、警告サイズが100MBで、一時停止サイズが20MBです。disk_space_checkパラメータについては、"付録F [to.ini]ファイル"を参照してください。
なお、TeamWARE Officeサーバが一時停止状態になったときに、[to status]コマンドを実行すると、STATEフィールドにPAUSEDが表示されるとともに、ディスク不足のメッセージおよび各ディスクの容量情報が表示されます。これにより、ディスク容量不足の状況を確認できます。
一時停止状態になった場合の、[to status]コマンドの実行結果(Windows Server®の場合)を、以下に示します。
G:¥teamware¥server>to status 9 tohttp p PAUSED 2008-08-25 15:43:59,24
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注意
UNIX系システムで各種データベースをシンボリックリンクで分散している場合、通常は、シンボリックリンク先のディスク容量監視が行われません。この場合は、to.iniファイルを編集して、check_disk_nameパラメータにシンボリックリンク先に存在するディレクトリ名を指定し、容量監視の対象としてください。