ビリングイベントは、ユーザがシステムのリソースを使用したことを記録します。たとえば、ユーザが送信したメールや、ユーザが行ったディレクトリ検索などは、ビリングイベントログに記録されます。これにより、リソースの使用量、使用頻度および使用者に関する詳細を知ることができます。
Adminを使用して、サービスごとにビリングイベントを記録できます。これに関する定義は、[詳細情報]ウィンドウの[ビリングイベント]フォームで行います。定義方法の詳細については、"14.4.3 サービスの詳細情報"の"ビリングイベントログの採取"を参照してください。
ビリングイベントの情報は、ビリングイベントログに書き込まれます。1日の間に記録されたイベントは、 1つのログファイルにまとめて保管されます。ファイル名は、YYYYMMDDという書式で作成日付が示され、".blo"という拡張子が付けられます(例:20000303.blo)。ビリングイベントログファイルは、TeamWARE Officeサーバソフトウェアのインストールディレクトリに"billing"という名前のサブディレクトリが作成され、保管されます。[詳細情報]ウィンドウのサーバの[全般]フォームで、このディレクトリを確認できます。このディレクトリを変更する必要がある場合、[to config]コマンドを使用します。
ビリングイベントの表示
Adminでのビリングイベントログの表示
ビリングイベントのログファイルを表示するには、[ビリングイベントログビューア]ウィンドウにあるツリーのところで、イベントの発信源を選択します。これにより、[イベントログファイルの選択]ダイアログボックスが開きますので、表示したいログファイルを選択します。
Adminを使ってビリングイベントログを表示するには、以下のように操作します。
Adminにログインします。
Adminの[Admin]メニューの[ビリングイベントログビューア]コマンドをクリックします。
[ビリングイベントログビューア]ウィンドウが開きます。
[ビリングイベントログビューア]ウィンドウの左側にあるツリーで、イベントの発信源をクリックします。
[イベントログファイルの選択]ウィンドウが開きます。
参照したい日付のファイルを選択します。
以下の図に、Mailサービスに関するビリングイベントログの表示例を示します。
ビリングイベントに関する詳細情報を表示するには、リスト上のイベントをクリックします。ビリングイベントの詳細については、ビリングイベントヘルプを参照してください。
ビリングイベントログが格納されているディレクトリから、表示したい日付のビリングイベントログファイルを取り出します。ビリングイベントログファイルが保管されるディレクトリは、[詳細情報]ウィンドウのサーバの[全般]フォームで確認できます。FTPを使用して取り出す場合、バイナリモードで取り出します。
Adminメニューを利用すると操作しているクライアントにビリングイベントログをダウンロードすることができます。操作方法についてはAdminメニューのオンラインヘルプを参照してください。
ビリングイベントログは、テキスト形式で保管されています。1つのレコード中の情報は、タブで区切られています。このファイルを、表計算ソフトを使用して表示します。表計算ソフトの機能を使えば、ビリングイベントログに採取された情報をいろいろな形式に分析/加工して使用できます。
注意
ビリングイベントログファイルを、直接、表計算ソフトで表示しないでください。表計算ソフトで表示する場合は、別のファイルにコピーしてから表示するようにしてください。直接、表計算ソフトで表示すると、その期間、ビリングイベントログが採取されない場合があります。
ビリングイベントログファイルのレコード数が多くなると、表計算ソフトで表示できない場合もあります。
TeamWARE Officeシステムの利用頻度によっては、1つ(1日)のビリングイベントログファイルのサイズが数十MBに達する場合もあります。そのため、ビリングイベントログファイルは、定期的に待避、または削除を行う必要があります。