ウイルスチェックユーティリティは、TeamWARE Officeサーバのインストールディレクトリでウイルスチェックユーティリティコマンドを実行することで利用します(以降、ウイルスチェックコマンドと略します)。
このコマンドは、TeamWARE Officeシステム管理者権限を持ったユーザのみ使用できます。
ウイルスチェックコマンドでは、以下の指定が行えます。
ウイルスチェック対象ファイル
どのサービスのファイルか
チェック済みかどうか
作成日時(メールや発言などの作成日時)
ファイルの拡張子
ログ出力先
検査結果の出力先を指定できます。
感染情報の反映
ウイルス感染を検出した場合に、データベース上にその情報を反映するかどうかを指定できます。この情報反映がされていないファイルは、感染ファイルの取り出し阻止の対象からはずされます。
ウイルスチェックコマンドの詳細については、"13.3.3 コマンドの形式"を参照してください。
ポイント
ウイルスチェックユーティリティは必ず定期的に実施してください。
ウイルスチェックユーティリティは、夜間等のサーバ負荷の軽い時間帯での実行をお勧めします。
ウイルスチェックコマンドの実行を強制的に止めるには、[Ctrl]+[C]キーを使用します。[Ctrl]+[C]キー以外の方法で強制終了しないでください。
ウイルスチェックコマンドをTeamWARE Officeサーバ運用中に実行する場合、CPUを独占して使用しないようにC(Control)パラメータでシステムへの負荷を調整します。
注意
ウイルスチェックコマンドは、TeamWARE Officeサーバの動作中にだけ利用できます。TeamWARE Officeサーバが停止した場合、ウイルスチェックコマンドの実行は中止されます。
ウイルスチェックコマンドは、コマンドを投入しているサーバ上のTeamWARE Officeデータベースのウイルスチェックのみ行います。複数サーバ環境では、各サーバでそれぞれ実行してください。
ウイルスチェックユーティリティによる検査中(-X指定なしの場合)は、隔離機能は動作しません。
Symantec AntiVirusを使用してウイルスチェックユーティリティを実行した際、以下のエラーが指定したログファイルに出力された場合は、VCS_Serverのアドレスとポート番号が正しいか確認してください。
118013 VCS Error occured in engine (100,1) |