ウイルスチェック機能の設定は、TeamWARE Officeサーバのインストールディレクトリ配下にあるウイルスチェック設定ファイル(twvcs.ini)で行います。設定内容の変更はテキストエディタを使用して行ってください。設定内容はTeamWARE Officeサーバの再起動時に反映されます。
[VirusCheckSystem] [VirusCheckServices] |
以下に、各設定について説明します。
ここでは、ウイルスチェック機能の基本設定を行います。
VCS_Service
ウイルスチェック機能を動作させるかどうかを設定します。
VCS_Service = 機能の動作指定 |
機能の動作指定
省略時は"OFF"です。
ON | : | ウイルスチェックをします。 |
OFF | : | ウイルスチェックをしません。 |
VCS_Engine
ウイルスチェックに使用するウイルスチェックソフトウェアの種別を設定します。この設定は"VCS_Service=ON"の場合に有効となります。
VCS_ Engine = 使用ウイルスチェックソフトウェアパッケージ種別 |
使用ウイルスチェックソフトウェアパッケージ種別
現在使用可能なウイルスチェックソフトと指定する種別は以下です。
省略時は"MF2"です。
MF2 | : | マカフィー株式会社BrickPiler for TeamWARE Office(以下、BrickPilerと略します)を使用します。 |
ST1 | : | シマンテック社 Symantec AntiVirus Scan Engine for TeamWARE Office(以下、Symantec AntiVirus と略します)を使用します。 |
VCS_Server
Symantec AntiVirusが動作しているサーバの情報を設定します。
本パラメータは15行まで指定することができます。
1行で指定できる文字列の長さは21文字までです。
この設定は"VCS_Service=ON"でかつ、"VCS_Engine=ST1"の場合に有効となります。
VCS_Server=IPアドレス[:ポート番号] |
IPアドレス
Symantec AntiVirusが動作しているサーバのIPアドレスを指定します。
ポート番号
Symantec AntiVirusが開いているポート番号を、コロン":"に続けて指定します。
省略時のポート番号は"1344"です。ポート番号を省略する場合は、コロン":"が省略できます。
VCS_SendAlert
エラー、警告が発生した時にアラートを送信させるかどうかを設定します。
VCS_SendAlert = 機能の動作指定 |
機能の動作指定
省略時は"ON"です。
ON | : | アラートを送信します。 |
OFF | : | アラートを送信しません。 |
"OFF"を指定した場合でも、twvcs.iniファイルの設定エラーに関してはアラートを送信しますので注意してください。
VCS_LogType
ウイルスチェックに使用するログの出力先を設定します。
VCS_LogType = 使用ログ種別 |
使用ログ種別
省略時は"0"です。
1 | : | twvcs.logにログを出力します。 |
0 | : | システムイベントログ(to.log) ファイルにログを出力します。 |
twvcs.log、およびシステムイベントログ(to.log)ファイルは、共にTeamWARE Officeサーバのインストールディレクトリ配下に作成されます。
VCS_IsolateFile
ウイルス検出時に、検出したファイルを指定のディレクトリへ複写するかどうかを設定します(以降、隔離機能と呼びます)。
隔離したファイルは、ウイルスを除去して再利用したり、ウイルスの追跡調査などに使用します。複写先ディレクトリ(以降、隔離先ディレクトリと呼びます)は、"VCS_IsolateDirPath"で設定することができます。ウイルスチェックユーティリティの隔離機能との重複を回避するため、ウイルスチェックユーティリティ動作時には、ウイルスチェック機能による隔離は行いません。
この設定は"VCS_Service=ON"の場合に有効になります。
VCS_ IsolateFile = 隔離機能の動作指定 |
隔離機能の動作指定
省略時は"OFF"です。
ON | : | ウイルス感染ファイルを隔離します。 |
OFF | : | ウイルス感染ファイルを隔離しません。 |
VCS_IsolateDirPath
ウイルス検出時の検出したファイルの隔離先を設定します。
このパラメータを指定しなかった場合、隔離は行われませんので、ご注意ください。
"VCS_Service=ON"でかつ、"VCS_IsolateFile=ON"の場合に有効となります。
VCS_ IsolateDirPath = 隔離先ディレクトリ名 |
隔離先ディレクトリ名
隔離先となるディレクトリ名はフルパス名で指定します。隔離先となるディレクトリにリムーバブルディスクやネットワークドライブを指定することは出来ません。指定できるパス名の最大長は128バイトです。なお、隔離先ディレクトリは、事前に作成しておいてください。
システムがウイルスを検出すると、ここで指定したディレクトリの配下にサブディレクトリを作成し、そのサブディレクトリに隔離します。サブディレクトリ名は、そのディレクトリ配下で一意に生成されたものとなります。
ここでは、ウイルスチェック機能における侵入監視機能の基本設定を行います。
VCS_GatewayImport
外部からの侵入に対してウイルスチェック機能を動作させるかどうかを指定します。"VCS_Service=ON"の場合のみ設定が有効になります。
"VCS_Service=OFF"、かつ"VCS_GatewayImport=ON"の場合、ウイルスチェックは行いません。
VCS_ GatewayImport = 機能の動作指定 |
機能の動作指定
省略時は"ON"です。
ON | : | ウイルスチェックをします。 |
OFF | : | ウイルスチェックをしません。 |