このオプションは、MIMEゲートウェイのメール転送機構(POP3/IMAP4クライアントなどからの送信メールを外部のSMTPサーバに転送する機構)の有効/無効設定をするオプションです。
メール転送機能を無効と設定した場合は、外部(インターネット)からMIMEゲートウェイに届いたメールのうち、受信者がTeamWARE Officeのユーザあてのメールだけが受信されます。TeamWARE Office以外の受信者が指定されたメールは、MIMEゲートウェイに届いた時点で受信拒否されます。そのため、TeamWARE OfficeをSPAMメールなどの踏み台として利用されることを防止できます。
no_relayの値には、"0"または"1"を指定できます。それぞれ、以下の動作をします。
no_relay=0
メール転送機構が利用できます。
no_relay=1
メール転送機構が無効になっています。
MIMEゲートウェイのインストール直後は、メール転送機構は無効(no_relay=1)と設定されます。
no_relayオプションを省略した場合は、"0"と同じ動作をします。
オプションの設定方法を、以下に示します。
TeamWARE Officeサーバを停止します。
MIMEゲートウェイがインストールされているサーバのインストールディレクトリ配下にある、to.iniファイルをテキストエディタで開きます。
to.iniファイルに、以下の行を追加します。
[MIME] |
※ [MIME]セクションがすでに存在する場合は、[MIME]セクションの下に"no_relay = 0"を追加してください。
to.iniファイルを保存し、テキストエディタを終了します。
TeamWARE Officeサーバを起動します。
注意
メール転送機構を無効にすると、TeamWARE Officeに接続されたPOP3/IMAP4クライアントが、送信先サーバとしてTeamWARE Office(MIMEゲートウェイ)を使用している場合、POP3/IMAP4クライアントからTeamWARE Office外部へのメール送信ができなくなります(メールを送信した時点でエラーとなり、送信が拒否されます)。このため、POP3/IMAP4クライアントの送信先サーバをTeamWARE OfficeではなくSMTPサーバを使用するように、POP3/IMAP4クライアントの設定を変更する必要があります。