Interstage Application Server チューニングガイド |
目次
索引
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第1章 必要資源 | > 1.2 メモリ容量 |
項番 |
機能 (注1) |
メモリ所要量 |
備考 |
---|---|---|---|
1 |
Interstage管理コンソール |
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2 |
Webサーバ(Interstage HTTP Server) |
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m:環境定義ファイルで指定した最大リクエスト同時処理数。(ThreadsPerChild)の値。 |
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HTMLファイルを複数クライアント同時アクセス時 |
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3 |
Webサーバ(InfoProvider Pro) |
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HTMLファイルを40クライアント同時アクセス時 |
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20Kバイト程度のCGIを40クライアント同時アクセス時。 |
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実行ファイルサイズ10Kバイト程度(メモリ所要量0.8Mバイト程度)のCGIを40クライアント同時アクセス時 |
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4 |
IJServerワークユニット |
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“WebアプリケーションとEJBアプリケーションを運用”で運用 |
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“WebアプリケーションとEJBアプリケーションを運用”で運用 |
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“WebアプリケーションとEJBアプリケーションを運用”で運用 |
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“WebアプリケーションとEJBアプリケーションを運用”で運用 |
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“Webアプリケーションのみ運用”で運用 |
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“EJBアプリケーションのみ運用”で運用 |
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“EJBアプリケーションのみ運用”で運用 |
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“EJBアプリケーションのみ運用”で運用 |
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“EJBアプリケーションのみ運用”で運用 |
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5 |
V5.1以前のServletサービス |
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InfoProvider Pro、JDK1.3の富士通製VMを使用時、サンプルHelloServletを40クライアント同時アクセス時 |
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セションリカバリ機能の運用時、各セションを100生成し、セションに100KBのデータを保持した場合 |
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6 |
CORBAサービス |
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7 |
CORBAサービス |
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8.0以上 |
ネーミングサービス運用時 |
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45.6以上 (注11) |
インタフェースリポジトリ運用時 |
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COBOL Webサブルーチン使用時 |
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8 |
SOAPサービス |
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9 |
CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ |
16以上 |
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10 |
CORBA/SOAPサーバゲートウェイ |
16以上 |
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11 |
イベントサービス |
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12 |
ノーティフィケーションサービス |
ユニット数 ×100 + イベントサービスのユニット定義ファイルのshmmaxの合計 (注14) |
不揮発チャネル運用時 |
13 |
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1.5以上 |
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14 |
コンポーネントトランザクションサービス |
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サービスの起動 |
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サービスの起動(1つのワークユニットでプロセス多重度を1とした場合) |
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15 |
データベース連携サービス |
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(データベース連携サービス動作マシン上の)サービスの起動 |
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(OTSシステムとリソース管理プログラムを起動するマシン上の) サービスの起動 |
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(リソース管理プログラムだけの起動するマシン上の) サービスの起動 |
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|
(リソース管理プログラムだけの起動するマシン上の) サービスの起動 |
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16 |
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2.0 |
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17 |
Interstage運用操作ツール |
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Plusの場合 |
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Web-J Editionの場合 |
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18 |
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7.0以上 |
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19 |
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2.0×n |
Interstage連携を行う場合 |
20 |
J2EE Deploymentツール |
64以上 |
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21 |
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150以上 (注19) |
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22 |
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150以上 (注20) |
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23 |
InfoDirectory |
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InfoDirectoryサーバにデフォルトプロセスを使用する場合 |
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InfoDirectoryサーバにWebプロセスを追加して運用する場合 |
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InfoDirectoryサーバに同期プロセスを追加して運用する場合 |
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LDAPコマンドを使用する場合 |
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InfoDirectory管理ツールエージェントのみで全機能を使用する場合 |
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InfoDirectory管理ツールクライアントのみで全機能を使用する場合 |
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24 |
ポータル機能 |
同時利用者数 × 0.1MB |
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25 |
フレームワーク |
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サンプル“model”を実行した場合 |
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26 |
Interstage シングル・サインオンの業務サーバ機能 |
1以上 (注24) |
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27 |
Interstage シングル・サインオンの認証サーバ機能 |
1以上 |
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28 |
Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバ機能 |
1以上 (注25) |
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29 |
Smart Repository |
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Smart Repositoryをスタンドアロンで運用、またはスレーブで運用する場合 |
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50.0以上 |
Smart Repositoryをマスタで運用する場合 |
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2.0以上 |
Smart Repositoryのエントリ管理コマンドを使用する場合 |
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Smart Repositoryのエントリ管理ツールを使用する場合 |
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30 |
Interstage JMXサービス |
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ServletはJava VM上で動作するため、実際のメモリ使用量(ヒープ領域を含む)は、以下に示す要因により異なります。
そのため正確なメモリ使用量(ヒープ領域、Perm領域)は次のようにして実測することにより見積もることを推奨します。
アプリケーションの種類 |
起動時 |
クライアント実行時 |
---|---|---|
EjbBmp Web,Session,BMP |
51.0 |
53.5 |
EjbCmp11 Web,Session,CMP1.1 |
51.0 |
55.0 |
EjbCmp20 Web,Session,CMP2.0 |
55.0 |
57.5 |
EjbMessageDriven Web,Session,MDB |
55.5 |
62.5 |
【Windows Server 2003 x64 Editionsを使用する場合】
アプリケーションの種類 |
起動時 |
クライアント実行時 |
---|---|---|
EjbBmp Web,Session,BMP |
55.8 |
57.7 |
EjbCmp11 Web,Session,CMP1.1 |
55.9 |
58.6 |
EjbCmp20 Web,Session,CMP2.0 |
58.6 |
59.6 |
EjbMessageDriven Web,Session,MDB |
60.2 |
63.9 |
アプリケーションの種類 |
起動時 |
クライアント実行時 |
---|---|---|
EjbBmp Web,Session,BMP |
87.0 |
91.0 |
EjbCmp11 Web,Session,CMP1.1 |
84.0 |
92.5 |
EjbCmp20 Web,Session,CMP2.0 |
88.0 |
90.0 |
EjbMessageDriven Web,Session,MDB |
91.5 |
96.5 |
アプリケーションの種類 |
起動時 |
クライアント実行時 |
---|---|---|
EjbBmp Web,Session,BMP |
57.0 |
62.5 |
EjbCmp11 Web,Session,CMP1.1 |
52.5 |
58.5 |
EjbCmp20 Web,Session,CMP2.0 |
57.0 |
61.0 |
EjbMessageDriven Web,Session,MDB |
52.5 |
56.5 |
いずれのメモリ量も簡単には算出できないので、次のようにして実測することにより見積もってください。
サーブレット・コンテナはJava VM上で動作するため、実際のメモリ使用量(ヒープ領域を含む)は、以下に示す要因により異なります。
そのため正確なメモリ使用量(ヒープ領域)は次のようにして実測することにより見積もることを推奨します。
(1) Java VMが使用するヒープ領域の最大値(JServlet環境定義ファイルの[containername].bin.parametersに“-Xmx”で指定する値)
V5.1以前のServletサービスを、本番運用のピーク時と同一条件で動作させます。Java VMが使用するヒープ領域が不足すると、ログにOutOfMemoryErrorが出力されますので、ヒープ領域の最大値を増やし最適な値としてください。
求めたヒープ領域の最大値をそのまま本番運用時の値として利用します。
(2) Java VMのメモリ使用量
(1)でヒープ領域の最大値を求める際、同時にJava VMが使用するメモリ使用量も実測し見積もってください。
運用形態 |
必要数(加算値) |
---|---|
CORBAサービス運用時 |
100KB + max_IIOP_resp_con × 16KB |
トレース機能を使用する場合 |
(CORBAサービス運用時)+ 20KB |
スナップショット機能を使用する場合 |
(CORBAサービス運用時)+ 10KB + snap_size(以上) |
また、クライアントパッケージのCORBAアプリケーションを動作させる場合、1プロセスあたり1.5Mバイトのメモリが必要となります。
項番 |
IDL定義 |
計算式(単位:バイト) |
---|---|---|
1 |
モジュール宣言 |
3902+a×(2×b+2) |
2 |
インタフェース宣言 |
3902+a×(2×b+2)+a×b×c |
3 |
オペレーション宣言 |
3934+a×(3×b+2+f)+a×b×g+h×(12+a+a×b) |
4 |
属性宣言 |
3910+a×(3×b+2) |
5 |
定数宣言 |
7704+a×(3×b+3)+d |
6 |
例外宣言 |
3836+a×(2×b+e+1)+e×(78+a+a×b) |
7 |
文字列型宣言(ワイド文字列を含む) |
3882+a×(b+1) |
8 |
列挙型宣言 |
3918+a×(2×b+k+2) |
9 |
シーケンス型宣言 |
3882+a×(2×b+1) |
10 |
構造体宣言 |
3766+a×(2×b+i+1)+i×(78+a+a×b) |
11 |
共用体宣言 |
3840+a×(3×b+j+1)+j×(3880+2×a+a×b) |
12 |
固定小数点型宣言 |
3882+a×(b+1) |
13 |
配列宣言 |
3886+a×(2×b+1) |
記号 |
項目 |
意味 |
---|---|---|
a |
識別子長 |
対象オブジェクトの識別子の長さ |
b |
階層数 |
対象オブジェクトの存在する階層 |
c |
継承数 |
インタフェース宣言が継承するインタフェース数 |
d |
定数値長 |
定数宣言の値の長さ |
e |
例外構造体メンバ数 |
例外宣言の構造体のメンバ数 |
f |
コンテキスト数 |
オペレーション宣言でのコンテキスト数 |
g |
例外数 |
オペレーション宣言での例外数 |
h |
パラメタ数 |
オペレーション宣言でのパラメタ数 |
i |
構造体メンバ数 |
構造体宣言でのメンバ数 |
j |
共用体メンバ数 |
共用体宣言でのメンバ数 |
k |
列挙型メンバ数 |
列挙型宣言でのメンバ数 |
CORBA/SOAPサーバゲートウェイ運用時には、CORBA/SOAPサーバゲートウェイのメモリ容量を加算してください。
エントリ数(エントリ) |
メモリ容量 (MB) |
1000 |
26.4以上 |
1万 |
29.9以上 |
10万 |
45.4以上 |
InfoDirectory管理ツールの最小ヒープメモリサイズを指定します。この数値はInfoDirectory管理ツールの初期起動時に確保するメモリを設定するものです。
この値が小さいと、Java VMでのGC(ガーベッジ・コレクション)が頻繁に発生し、InfoDirectory管理ツールのパフォーマンスが低下します。逆にこの値が大きすぎると、1回のGCで時間がかかりすぎるため、これもパフォーマンスが低下します。実メモリとの観点でPKI_MSの値は、約1/4程度を上限値としてください。
なお、この環境変数はインストーラで自動設定されません(※)が、デフォルトで2MBが適用されています。
「 MS < 1/4×(実メモリ) 」
MS : PKI_MS推奨値(MB)
InfoDirectory管理ツールの最大ヒープメモリサイズを指定します。この数値は管理ツールでエントリの表示数に比例して消費されるメモリの上限値を拡張するものです。
このメモリサイズを拡大することで、メモリ不足関連のエラーの回避やパフォーマンスの低下をある程度防ぐことはできますが、その他の回避策としてディレクトリのトップエントリを変更することでメモリ消費を抑えることができます。
この数値が大きすぎると1回のGC実行時間が長期化したり、また、利用可能な実メモリを超えるとページングが発生し、パフォーマンスが低下します。実メモリとの観点でPKI_MXの値は約1/2程度を上限値としてください。ただし、この範囲でも他のアプリケーションの動作に影響を与える場合がありますので、メモリサイズの拡大は最小限にしてください。
なお、この環境変数はインストーラで自動設定されません(※)が、デフォルトで64MBが適用されています。
「 MX = (0.00154 + B) × E + 24 < 1/2 ×(実メモリ) 」
MX : PKI_MX推奨値(MB)
0.00154 : inetOrgPersonによる1エントリのメモリ消費量(MB)
B : エントリに付加される証明書や顔写真などバイナリデータ(MB)
E : 同時に展開するエントリ数
24 : InfoDirectory管理ツール初期起動時に必要な固定値(MB)
「 MX = (0.00240 + B) × E + 36 < 1/2×実メモリ) 」
0.00240: inetOrgPersonによる1エントリのメモリ消費量(MB)
MX : PKI_MX推奨値(MB)
B : エントリに付加される証明書や顔写真などバイナリデータ(MB)
E : 同時に展開するエントリ数
36 : InfoDirectory管理ツール初期起動時に必要な固定値(MB)
※環境変数
ユーザ環境変数に、上記環境変数を設定してください。また、アンインストールする場合は削除してください。
動作させるために必要なメモリ容量が確保されていない場合、動作に不具合が生じる場合があります。
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