Interstage Application Server 使用上の注意 - Linux - |
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第3章 注意事項 |
Web アプリケーション、またはJ2EE アプリケーションクライアントの運用時に、以下のXMLファイルを使用する場合、計算式から算出されるJava VM ヒープ領域サイズを、Java VM の最大ヒープ領域サイズの指定値に加算してください。
[Java VM ヒープ領域サイズの算出]
使用しているXMLファイルごとに以下の計算式から算出したサイズの総和を求めます。
( ( ( (a×460) + b) / 1024) +500) × c (単位:Kバイト)
a:XMLファイル内行数
b:XMLファイルサイズ(単位:バイト)
c:同時クライアントアクセス数(Web アプリケーション運用時)、またはlookup を発行しているスレッド数(J2EE アプリケーションクライアント運用時)
[Java VM の最大ヒープ領域サイズの指定方法]
Web アプリケーション運用時:
Interstage管理コンソールの [ワークユニット] > [IJServer名] > [環境設定]タブの“ワークユニットの設定”でJava VMオプションに指定します。
Java VM の最大ヒープ領域サイズに、512M バイトを指定する場合の例:
-Xmx512m
J2EE アプリケーションクライアント運用時:
Java コマンドの-Xmx オプションを使用して、以下のように指定します。
Java VM の最大ヒープ領域サイズに、128M バイトを指定する場合の例:
java -Xmx128m ClientAPL
[Java VM のヒープメモリ不足が発生した場合の現象]
各アプリケーションの運用時に、使用するJava VMヒープ領域サイズを加算しなかった場合は、以下の例外が発生する場合があります。
javax.naming.NamingException:com.fujitsu.interstage.j2ee.def.FJDefException: unknown error: java.lang.OutOfMemoryError
J2EE管理ツールまたはJ2EE Deploymentツール以外の操作によって設定した以下のWebアプリケーションに対して、J2EE管理ツールまたはJ2EE Deploymentツールの「配備解除」または「IJServerの削除」を実行しないでください。実行した場合、再度そのWebアプリケーションを使用するためには再インストールが必要になります。
Webサービス・コンテナの詳細については“SOAPサービス ユーザーズガイド”を、UDDIレジストリサービスの詳細については“UDDIサービス ユーザーズガイド”を参照してください。
Interstage管理コンソールから、WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別Java VMで運用するIJServer、またはEJBアプリケーションのみ運用するIJServerに、Remoteインタフェースを持つEJBアプリケーションを配備し、その後、J2EE管理ツール、J2EE Deploymentツール、またはejbinstallebコマンドを使用して、同一名のEJBアプリケーションを配備しないでください。
もし配備を実行した場合、再度Interstage管理コンソールで同一名のEJBアプリケーションを使用するためには、J2EE管理ツール、J2EE Deploymentツール、またはejbuninstallebコマンドで配備解除後、Interstage管理コンソールの[IJServer名] > [環境設定] > [更新] タブから更新処理を行ってください。
J2EE Deploymentツール/J2EE Deploymentコマンド(非サーバ管理モード)/J2EEリソースアクセス定義の動作環境には、Linux OSに標準で組み込まれているXサーバ上のGNOME、KDE環境が必要です。
他の環境で動作させた場合にはJ2EE DeploymentツールやJ2EE Deploymentコマンドが正常に起動されなかったり、起動された場合でもJ2EE Deploymentツールの画面表示が正しくないなどの現象が発生する場合があります。必ず上記環境でログインし、J2EE Deploymentツール/J2EE Deploymentコマンド/J2EEリソースアクセス定義を起動してください。
J2EE Deploymentツール、J2EE Deploymentコマンド、またはJ2EEリソースアクアセス定義起動時にJava Development Kit(JDK)/Java Runtime Environment(JRE)でサポートしているフォントが見つからない旨の警告メッセージが表示されることがあります。
この現象が発生すると、以下の警告に類似したメッセージが表示されますが通常は動作に影響はありません。
Font specified in font.properties not found
[-wadalab-gothic-medium-r-normal--*-%d-*-*-c-*-jisx0201.1976-0]
なお、画面上の日本語が□で表示される場合があります。これは、Java で使用する日本語フォントが存在しないため、日本語ロケールでの日本語表示が正しくできません。
このような場合は、J2EE Deploymentツールを実行する前に環境変数LC_ALLまたはLANGを日本語以外のロケールに設定してください。日本語以外のロケールに設定した場合は、すべて英語で動作します。
[例]
setenv LANG C
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