Interstage Application Server 使用上の注意 - Linux -
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第3章 注意事項> 3.1 Interstage共通の注意事項

3.1.5 各サービスで使用するポート番号の設定について

 Interstage Application Serverのサービスで使用するポート番号を設定/変更する場合、システム上のアプリケーションを含むすべてのサービスにおいてそれぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。万が一、同じポート番号を設定してサービスを運用した場合、クライアントからのアクセスができないなど、正常に動作することができません。
 Interstage Application Serverにおいてポート番号を設定しているサービス/機能とその設定場所を以下に示します。

サービス名/機能名

ポート番号の設定場所

Interstage管理コンソール

「Interstage管理コンソールのポート番号」
/etc/opt/FJSVisgui/httpd.conf
−Portディレクティブ

Webサーバ(Interstage HTTP Server)

「Webサーバ(Interstage HTTP Server)全体のポート番号」
Interstage管理コンソール
−[サービス] > [Webサーバ] > [環境設定]タブ > [ポート番号]
 または、
環境定義ファイル(/etc/opt/FJSVihs/conf/httpd.conf)
−Portディレクティブ

「バーチャルホスト定義のポート番号」
Interstage管理コンソール
−[サービス] > [Webサーバ] > [バーチャルホスト] > [新規作成] > [IPアドレス]および[ポート番号]
 または、
Interstage管理コンソール
−[サービス] > [Webサーバ] > [バーチャルホスト] > [バーチャルホスト名] > [環境設定] > [IPアドレス]および[ポート番号]

環境定義ファイル(/etc/opt/FJSVihs/conf/httpd.conf)
−Listenディレクティブ

 環境定義ファイルのListenディレクティブを設定すると、環境定義ファイルのPortディレクティブの設定は無効となります。

CORBAサービス

「CORBAサービスのポート番号」
Interstage管理コンソール
−[システム] > [環境設定]タブ > [CORBAサービス詳細設定 [表示]] > [ポート番号]
 または、
動作環境ファイル(config)
−IIOP_port

「CORBAサービスのSSLのポート番号」
Interstage管理コンソール
−[システム] > [環境設定]タブ > [CORBAサービス詳細設定 [表示]] > [SSL] > [SSLリスンポート番号]
 または、
動作環境ファイル(config)
−UNO_IIOP_ssl_port

Servletサービス

「Servletサービスのポート番号」
Interstage管理コンソール
−[ワークユニット] > [新規作成]タブ > [Servletコンテナ設定] > [ポート番号]
 または、
Interstage管理コンソール
−[ワークユニット] > “ワークユニット名” > [環境設定]タブ > [詳細設定] > [Servletコンテナ設定] > [ポート番号]

Interstage管理コンソール
−[Webサーバ] > [Webサーバコネクタ] > [新規作成]タブ > [ServletコンテナのIPアドレス:ポート番号]
 または、
Interstage管理コンソール
−[Webサーバ] > [Webサーバコネクタ] > “ワークユニット名” > [ServletコンテナのIPアドレス:ポート番号]

 WebサーバコネクタとServletコンテナが別システム([システム] > [環境設定]タブ > [Servletサービスの詳細設定] > [Webサーバとワークユニットを同一のマシンで運用する]で[運用しない]を選択)の場合に設定が必要であり、同一システムの場合は必要ありません。

Interstage管理コンソール用Servletサービス

「Interstage管理コンソール用Servletサービスのポート番号」
JServlet環境定義ファイル
−[containername].port定義

サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイル
【WebサーバがInterstage HTTP Serverの場合】
−ApJServMount定義
−ApJServHost定義

サーブレット・コンテナ環境定義ファイル
−Parameterタグ

V5.1以前のServletサービス

「V5.1以前のServletサービスのポート番号」
JServlet環境定義ファイル
−[containername].port定義

サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイル
【WebサーバがInterstage HTTP Serverの場合】
−ApJServMount定義
−ApJServHost定義

サーブレット・コンテナ環境定義ファイル
−Parameterタグ

Interstage JMXサービス

「Interstage JMXサービスがInterstage管理コンソールからの要求を受け付けるためのポート番号」
 isjmx.xmlファイルの"port"タグのrmi属性への指定値によりカスタマイズします。

「Interstage JMXサービスの運用に必要なポート番号」
 isjmx.xmlファイルの"port"タグのinternal属性への指定値によりカスタマイズします。

Smart Repository(注1)

「Smart Repositoryのポート番号」
Interstage管理コンソール
−[システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [新規作成]タブ > [基本定義]の[通常(非SSL)ポート番号]および[SSLポート番号]

Interstage シングル・サインオン(注2)

「リポジトリサーバ(1台、または更新系)のポート番号」
Interstage管理コンソール
−[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ] > [環境設定]タブ > [ネットワーク]の[ポート番号]

「リポジトリサーバ(参照系)のポート番号」
Interstage管理コンソール
−[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [リポジトリサーバ(参照系)] > [環境設定]タブ > [ネットワーク]の[ポート番号]

「認証サーバのポート番号」
Interstage管理コンソール
−[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証サーバ] > [環境設定]タブ > [ネットワーク]の[ポート番号]

「業務サーバのポート番号」
Interstage管理コンソール
−[システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [業務システム] > [業務システム名] > [環境設定]タブ > [ネットワーク]の[ポート番号]

注1)
 Smart Repositoryは、以下の製品で利用可能です。

注2)
 Interstage シングル・サインオンのリポジトリサーバ、および認証サーバは、以下の製品で利用可能です。


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