Interstage Application Server 使用上の注意 - Solaris(TM) オペレーティングシステム -

3.9.11 バージョン・エディション混在でシングル・サインオンシステムを構築する場合の注意事項

バージョン、エディション混在時のサーバの組み合わせについて

　Interstageシングル・サインオンのシステムは、リポジトリサーバ、認証サーバ、および業務システムより構成されています。以下に、各サーバにおけるバージョン、エディションの推奨する組み合わせについて表で示します。

　下表に示す推奨する組み合わせのみ動作保証しており、バージョン、エディションの混在したシステムを構築する際は注意してください。

　下表では、Interstage Application Server Web-J Edition、Interstage Application Server Plus、Interstage Application Server Standard Edition、Interstage Application Server Enterprise Editionをそれぞれ、Web-J、Plus、SE、EEと略します。

組み合わせ	リポジトリサーバ		認証サーバ		業務サーバ
	バージョン	エディション	バージョン	エディション	バージョン	エディション
1	V7.0系	Plus SE EE	V7.0系	Plus SE EE	V7.0系	Web-J Plus SE EE
2	V7.0系	Plus SE EE	V7.0系	Plus SE EE	V6.0系 (注)	SE EE
3	V7.0系	Plus SE EE	V6.0系 (注)	SE EE	V7.0系	Web-J Plus SE EE
4	V7.0系	Plus SE EE	V6.0系 (注)	SE EE	V6.0系 (注)	SE EE
5	V6.0系 (注)	SE EE	V7.0系	Plus SE EE	V7.0系	Web-J Plus SE EE
6	V6.0系 (注)	SE EE	V7.0系	Plus SE EE	V6.0系 (注)	SE EE

• リポジトリサーバを複数台で構成する場合は、同一のプラットフォーム、および同一のバージョン・エディション・インストールディレクトリのInterstageがインストールされたマシンで構成してください。
• 認証サーバを複数台で構成する場合は、同一のプラットフォーム、および同一のバージョン・エディション・インストールディレクトリのInterstageがインストールされたマシンで構成してください。

注)以下のバージョンの各エディションには、Interstage シングル・サインオンのV6制限解除向けの緊急修正を適用してください。本修正を適用しない場合、Interstage シングル・サインオン機能は使用できません。
　なお、修正を適用する際は、必ず最新の修正情報を確認してください。

バージョン	緊急修正番号	備考
V6.0L10	TP06553	JMXサーバ
	TP06552	Interstage管理コンソール
	TP07013	Smart Repository
	TP07607	Enabler
	TP06471	シングル・サインオン(リポジトリサーバ)
	TP06471	シングル・サインオン(業務サーバ)
	TP06471	シングル・サインオン(認証サーバ)
	TP06471	シングル・サインオン(共通ライブラリ)
	TP26270	Smart Repositoryのクライアント(Windows)

バージョン	緊急修正番号	備考
6.0	T008JS-02	JMXサーバ
	T0097S-01	Interstage管理コンソール
	T008QS-02	Smart Repository
	T009AS-02	Enabler
	T009CS-01	シングル・サインオン(リポジトリサーバ)
	T009DS-03	シングル・サインオン(業務サーバ)
	T009ES-02	シングル・サインオン(認証サーバ)
	T009FS-02	シングル・サインオン(共通ライブラリ)
	TP06270	Smart Repositoryのクライアント(Windows)

バージョン	緊急修正番号	備考
V6.0L10	T00151-02	JMXサーバ
	T00243-01	Interstage管理コンソール
	T00256-02	Smart Repository
	T00257-02	Enabler
	T00245-01	シングル・サインオン(リポジトリサーバ)
	T00247-01	シングル・サインオン(業務サーバ)
	T00246-01	シングル・サインオン(認証サーバ)
	T00244-01	シングル・サインオン(共通ライブラリ)
	TP16270	Smart Repositoryのクライアント(Windows)

バージョン、エディション混在時のシステム構築の手順について

　バージョン、エディション混在でシステムを構築する際の手順について説明します。

　システムの構築は、以下の手順で行います。

1. リポジトリサーバの作成
2. 認証サーバの作成
3. 業務システムの登録

　各手順については、Interstage Application Serverの各エディションの“シングル・サインオン運用ガイド”を参照してください。