Interstage Application Server 使用上の注意 -Windows(R)-
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目次

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3.1.2.2 Windows Server 2003 Service Pack 1で使用する場合
Windows Server 2003 Service Pack 1(以降、Windows Server 2003 SP1)を適用した環境で本製品を使用する場合、以下の注意事項があります。
Interstage管理コンソールで、ログまたはシングル・サインオンの業務システム構築ファイル/認証基盤構築ファイルをダウンロードする場合
Interstage管理コンソールで、Webサーバのログ、Webサーバコネクタのログ、IJServerのログ、またはシングル・サインオンの業務システム構築ファイル/認証基盤構築ファイルのダウンロードが正常にできない場合があります。事前に以下のInternet Explorerの設定を実施してください。
- Internet Explorerの[ツール]-[インターネットオプション]をクリックします。
- 表示された[インターネットオプション]画面で、[セキュリティ]の[信頼済みサイト]を選択した状態で[サイト]ボタンをクリックし、Interstage管理コンソールが動作しているサーバを信頼済みサイトとして登録します。
すでに登録済みの場合、本操作を行う必要はありません。
- [信頼済みサイト]を選択した状態で[レベルのカスタマイズ]ボタンをクリックし、[ファイルのダウンロード時に自動的にダイアログを表示]の設定に“有効にする”を指定します。
- 操作中のInternet Explorerをすべて終了し、再起動したInternet Explorer上でInterstage管理コンソールを操作します。
Internet Explorerを再起動しない場合は、Interstage管理コンソールが正しく動作しません。
IJServerの配備において、Interstage管理コンソールが動作しているサーバ上のファイルを対象とした配備処理する場合
Interstage管理コンソールでIJServerを配備する場合、管理コンソールが動作しているサーバ上のファイルを対象とした配備処理が正常に動作しない場合があります。Windows 2003 Server Service Pack 1のInternet Exporer以外のサポートブラウザを使用して、IJServerの配備処理を実施してください。
MQ連携サービスを使用する場合
MQ連携サービスのMQDBRIDGEシステムを起動による相手システムに接続することができない場合があります。事前に以下の手順でMQ連携サービスを「通信を許可するプログラム」としてシステムに登録してください。
- [コントロールパネル]から[Windowsファイアウォール]を開きます。
- [全般]タブの[オン]にチェックが入っていることを確認し、[例外を許可しない]にチェックが入っていないことを確認します。
- [例外]タブを選択して、[プログラムの追加]ボタンをクリックします。このとき、以下のファイルを登録します。
[MQ連携サービスインストールディレクトリ]\bin\mqdbserv.exe
- [例外]タブにて上記ファイル名の左にチェックが入っているのを確認して、設定パネルの[OK]ボタンをクリックします。
Smart Repositoryを使用する場合
Smart Repositoryクライアントおよびエントリ管理ツールによるリポジトリへの接続ができない場合があります。また、レプリケーション環境構築が失敗する場合があります。事前に以下のいずれかの方法を実施してください。
- グループポリシーによる除外の設定
- Windowsファイアウォールの例外設定
グループポリシーによる除外の設定
ファイアウォールグループポリシーにSmart Repositoryへのアクセスを許可するために、以下の設定手順を実施してください。
- デスクトップから、[スタート] をクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、[mmc] と入力し、[OK] をクリックします。
- [ファイル] メニューで、[スナップインの追加と削除] をクリックします。
- [スタンドアロン] タブで [追加] をクリックします。
- [利用できるスタンドアロン スナップイン] リストで、[グループ ポリシー オブジェクト エディタ] をクリックし、[追加] をクリックします。
- [グループ ポリシー オブジェクトの選択] ダイアログ ボックスで [参照] をクリックします。
- [グループ ポリシー オブジェクトの参照] で、新しい Windowsファイアウォール設定に更新したいグループ ポリシー オブジェクトをクリックします。
- [OK] をクリックします。
- [完了] をクリックし、グループ ポリシーのウィザードを終了します。
- [スタンドアロン スナップインの追加] ダイアログ ボックスで、[閉じる] をクリックします。
- [スナップインの追加と削除] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。
- コンソール ツリーで、[コンピュータの構成]、[管理用テンプレート]、[ネットワーク]、[ネットワーク接続] の順にオープンし、[Windowsファイアウォール] を開きます。
- [標準プロファイル]をクリックし、右画面の[Windowsファイアウォール: ...]の以下の項目を設定してください。
項目 |
値 |
すべてのネットワーク接続の保護 |
有効 |
例外を許可しない |
無効 |
プログラムの例外を定義する |
有効 |
下記を追加 |
c:\interstage\irep\sbin\irepslapd.exe:*:enabled:irepslapd |
サーバマシンがドメインに参加している場合、[ドメインプロファイル]をクリックします。
- [ファイル]メニューの[名前を付けて保存]をクリックし、"コンソール1.msc"でファイルを保存してください。
グループポリシーの詳細情報は、マイクロソフト社のサイトを参照してください。
Windowsファイアウォールの例外設定
Windowsファイアウォールの例外設定によりSmart Repositoryへのアクセスを許可するために、以下の設定手順を以下に実施してください。
- [コントロールパネル]から[Windowsファイアウォール]を開きます。
- [全般]タブをクリックし、画面の[有効(推奨)]を「オン」にします。[例外を許可しない]ボックスをチェックしないことを確認します。
- [例外]タブをクリックし、[プログラムの追加]ボタンとクリックします。
- [参照]ボタンをクリックし、「c:\interstage\irep\sbin\irepslapd.exe」を選択し、[開く]ボタンをクリックし、[OK]ボタンをクリックします。
- 「プログラムおよびサービス」一覧に、手順4で追加されたプログラム前のチェックボックスを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
負荷計測エージェントを使用する場合
Windowsファイアウォールが有効になっていることにより、Interstage Traffic Directorで分散対象サーバが「故障」の状態になり、負荷分散されない場合があります。以下の手順で、Windowsファイアウォールのブロックを解除してください。
- [コントロールパネル]から[Windowsファイアウォール]を開きます。
- [例外] タブを選択して、[ポートの追加]ボタンをクリックします。
- [ポートの追加]ダイアログにおいて、以下の「名前」「ポート番号」を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
項目 |
値 |
名前 |
Interstage Traffic Director 負荷計測エージェント |
ポート番号 |
2465 |
プロトコル |
UDP |
Webサーバコネクタの故障監視機能を使用する場合
Windowsファイアウォールが有効になっていることにより、Webサーバコネクタの故障監視機能でIJServerマシンが「故障」の状態になり、クライアントからのリクエストの振り分けが抑止される場合があります。以下の手順で、Webサーバコネクタの振り分け先IJserverマシンのWindowsファイアウォールのブロックを解除してください。
- [コントロールパネル]から[Windowsファイアウォール]を開きます。
- [詳細] タブを選択して、ICMPグループボックスの[設定]をクリックします。
- 「エコー要求の着信を許可する」をチェックし、[OK]ボタンをクリックします。
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