Interstage Application Server トラブルシューティング集
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20.2 プロビジョニング操作時の異常
ここではプロビジョニング操作時のトラブル事例や対処方法について説明します。
■ isrcjoinservergroup.logにメッセージ番号is20760(DETAIL=is40021)が出力された場合
本現象は、下記の原因により発生した可能性があります。
- Systemwalker Resource Coordinatorとの連携定義ファイル"rc.properties"の定義項目名“[servergroupname].user"または"[servergroupname].password"の指定が誤っています。
上記の原因に該当する場合、以下の対処を行ってください。
- 管理対象サーバの管理者権限を持つユーザ名、およびパスワードを確認し、管理サーバrc.propertiesの値を変更してください。変更後、再度操作を実施してください。
■ isrcjoinservergroup.logにメッセージ番号is21189が出力された場合
本現象は、下記の原因により発生した可能性があります。
- 管理対象サーバにIJServer定義を追加した状態において、マスタイメージの作成を行わないでサーバグループへのサーバ追加を行った。
上記の原因に該当する場合、以下の対処を行ってください。
- マスタイメージの作成を実施後、サーバグループへのサーバ追加を行ってください。
■ isrcjoinservergroup.logまたはisrcleaveservergroup.logにメッセージ番号is20725が出力された場合
本現象は、下記の原因により発生した可能性があります。
- Interstage管理コンソールが停止している可能性があります。
上記の原因に該当する場合、以下の対処を行ってください。
- 管理コンソールを起動し再度操作を実施してください。
■ isrcexportimg.logに"is31392:[OD] was failed"が出力された場合
システムログにod16216のメッセージが出力されている場合、以下の可能性があります。
"UX:OD: ERROR: od16216:Invalid own host name."
- hostsファイルに"isas"という文字列で始まるホスト名を持つホスト情報が設定されていない場合
- マスタイメージの作成が途中で終了した場合
上記の原因に該当する場合、以下の対処を行ってください。
- 失敗したサーバに対し、isunregistrcを実施し、再度isregistrcでSystemwalker Resource Coordinatorとの連携を登録します。isregistrcを実行すると"isas"で始まるホスト名がhostsファイルに自動的に追加されます。
■ isrcexportimg.logに"is31392:[OD] was failed"が出力された場合
当メッセージの直前にod16255の下記メッセージが出力されている場合、以下の可能性があります。
"UX:OD: エラー: od16255:ObjectDirectorから異常が通知されました。(エラー:CosNaming_NamingContext_list, id:IDL:CORBA/StExcep/COMM_FAILURE:1.0 minor code:0x464a010a)"
- "Interstage環境に対する業務LANのIPアドレスの設定"を実施していない可能性があります。
上記の原因に該当する場合、以下の対処を行ってください。
- ・"Interstage環境に対する業務LANのIPアドレスの設定"を実施してください。詳細は"Interstage 運用ガイド "の"プロビジョニング機能(Systemwalker Resource Coordinator連携)"の"サーバグループ環境の初期構築"を参照してください。
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