| Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド | 
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| 第2章 環境構築(SSO管理者編) | > 2.6 業務システムの登録 | > 2.6.3 保護リソースなどの登録 | 
 SSOリポジトリに登録した業務システムのサイト定義、および保護パスの情報を認証サーバに設定します。
 認証サーバの定義ファイルをテキストエディタなどを用いて編集し、保護リソースの情報を追加します。なお、定義ファイルを編集した場合は、認証サーバを再起動してください。認証サーバの起動、および停止方法については“認証サーバの起動”、および“認証サーバの停止”を参照してください。



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 項目  | 
 定義名  | 
 設定内容  | 
 省略可否  | 
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 保護リソース以外からの認証要求の抑止  | 
 reject-incorrect-protection-resource-url  | 
 業務システムの保護リソース以外からの認証要求を抑止するかどうかを設定します。 フォーム認証で運用し、利用者が直接認証基盤のURLにアクセスして認証する場合は、認証要求の抑止は行いません。  | 
 省略可。  | 
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 認証要求を受け付ける保護リソースのURL  | 
 protection-resource-url  | 
 業務システムの保護リソース以外からの認証要求を抑止する場合において、認証要求を受け付ける保護リソースのURLを設定します。 保護リソースのURLには、SSOリポジトリに登録されているサイト定義、およびパス定義の情報を、以下のURL形式で設定します。 上記のURL形式については、以下に注意して設定してください。 
 保護リソースのURLの設定例) 設定された保護リソースのURLの末尾が“/”の場合はディレクトリとして扱い、設定値と認証要求時に提示されたURLが前方一致した場合にのみ、認証要求を受け付ける保護リソースに該当したとみなします。 保護リソースのURLを複数設定する場合は、1行に1つの保護リソースのURLを設定し、複数の行に繰り返して設定してください。 設定例) “reject-incorrect-protection-resource-url”が“YES”の場合に本定義を省略した場合は、認証サーバ起動時にシステムのログにsso02008のエラーメッセージを出力し、認証サーバを停止します。  | 
 省略可。  | 

以下に、定義ファイルの設定例を示します。

 保護リソース以外からの認証要求を抑止し、認証要求を受け付ける保護リソースのURLに以下を設定している例です。
  保護リソースのURL : https://bus.example.com:443/protect/
              : https://bus.example.com:443/bussystem/
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 reject-incorrect-protection-resource-url=YES  | 
認証サーバの定義項目“protection-resource-url”には、SSOリポジトリに登録したすべての保護リソース情報を正しく設定してください。設定値がSSOリポジトリに登録した保護リソース情報と同等でない場合、保護リソース以外からの認証要求の抑止が正しく行われません。
 Interstage Security Directorが提供するInterstage シングル・サインオン連携機能を使用する場合、認証サーバの定義項目“protection-resource-url”には、以下のURL形式で設定してください。
<URL形式>
 [プロトコルスキーム][ホスト名][:ポート番号][パス]
[プロトコルスキーム]:
 Interstage Security Directorのクライアント間の通信方法に合わせて、以下のように設定します。
  ・Interstage Security Directorとクライアント間がHTTP通信の場合
   “http://”を設定します。
  ・Interstage Security Directorとクライアント間がSSL通信の場合
   “https://”を設定します。
[ホスト名]:
 認証サーバへ送信するPROXYサーバの自サーバ名を設定します。
 Interstage Security Directorの以下に指定したサーバ名を設定してください。
  ・Interstage シングル・サインオン認証サーバ設定の“PROXYの自サーバ名”
[:ポート番号]:
 PROXYサーバがクライアントからの要求を受け付けるポート番号を設定します。
 Interstage Security Directorの以下に指定したポート番号を設定してください。
  ・PROXYサーバ環境設定の基本設定の“ポート番号”
[パス]:
 “/”を設定してください。
Interstage Security Directorの設定については、Interstage Security Directorのマニュアルの、“HTTPアプリケーションゲートウェイ機能説明書(統合環境設定編)”-“Interstage シングル・サインオン連携機能”を参照してください。
 SSOリポジトリ上の保護リソース情報の追加、変更、または削除を行った場合、認証サーバの定義項目“protection-resource-url”を編集し、認証サーバを再起動してください。
 また、実際に保護リソースにアクセスを行い、定義通りに正しく動作しているか確認するよう業務サーバ管理者に依頼してください。
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