| Ajaxフレームワーク UI部品リファレンス |
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| 第2章 画面部品 | > 2.2 コンテナ部品 |
TabPanelは、タブによる切替え対象の画面情報(コンテナ)をグループ化する部品です。タブで画面の表示を切り替える場合に利用します。
タブやタブ内のフォーム部品にフォーカスがある場合、キー操作でタブを切り替えることができます。また、タブ切替えキーをカスタマイズすることもできます。

<div rcf:type="TabPanel" ... >
<div rcf:type="ViewContainer" rcf:label="タブ1">
HTML要素
</div>
<div rcf:type="FragmentContainer" rcf:label="タブ2">
</div>
...
</div> |



表の項目の意味は、“Text”の“プロパティ”を参照してください。
|
名前 |
データ型 |
説明 |
省略 |
省略値 |
属性指定 |
更新 |
部分更新 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
selectedIndex |
Number |
選択されている画面のインデックスを指定します。 |
可 |
0 |
値、バインド |
可 |
不可 |
|
String |
タブ表示位置を指定します。 |
可 |
TOP_LEFT |
値 |
不可 |
不可 |
|
|
nextKey |
String |
次のタブに切り替えるキーを指定します。 |
可 |
Ctrl+→カーソルキー |
値 |
不可 |
不可 |
|
previousKey |
String |
前のタブに切り替えるキーを指定します。 |
可 |
Ctrl+←カーソルキー |
値 |
不可 |
不可 |
|
tabSeparator |
Boolean |
タブの間に隙間をあけるかどうかを指定します。
|
可 |
true |
値 |
不可 |
不可 |
|
render関数を持つオブジェクト |
タブ内部のレンダリングを行うオブジェクトを指定します。 |
可 |
null |
値 |
不可 |
不可 |
|
|
tabIndex |
Number |
TABキーで移動するフォーカスの順番を指定します。 |
可 |
0 |
値 |
可 |
不可 |
|
selectedIndexLock |
Boolean |
画面切替えを抑止するかどうかを指定します。
trueを指定した場合、以下による画面切替えは行われません。
|
可 |
false |
値 |
可 |
不可 |
ViewContainerのプロパティも指定できます。詳細は、“ViewContainer”の“プロパティ”を参照してください。
部品共通のプロパティも指定できます。詳細は、“画面部品共通プロパティ”を参照してください。

キーコードは必須で、最初に指定する必要があります。
指定例を以下に示します。
|
指定例 |
内容 |
|---|---|
|
13 |
Enterキー |
|
13 + SHIFT |
Enterキー + Shiftキー |
|
13 + CTRL + SHIFT |
Enterキー + Ctrlキー + Shiftキー |
|
SHIFT |
キーコードが指定されていなので、設定不可 |
|
CTRL+13 |
キーコードが最初に指定されていないので、設定不可 |
キーコードには、数字の直接指定のほか、以下の別名を指定することができます。
別名による指定は、その別名が表すキーの実際のキーコードを指定した場合と同様に動作します。
例えば、“ENTER+SHIFT”は、“13+SHIFT”と同じ値として扱います。
|
別名 |
対象となるキー |
実際のキーコード |
|---|---|---|
|
BACKSPACE |
Backspaceキー |
8 |
|
TAB |
Tabキー |
9 |
|
ENTER |
Enterキー |
13 |
|
ESC |
Escキー |
27 |
|
SPACE |
スペースキー |
32 |
|
PAGEUP |
PageUpキー |
33 |
|
PAGEDOWN |
PageDownキー |
34 |
|
END |
Endキー |
35 |
|
HOME |
Homeキー |
36 |
|
LEFT |
←(左カーソルキー) |
37 |
|
UP |
↑(上カーソルキー) |
38 |
|
RIGHT |
→(右カーソルキー) |
39 |
|
DOWN |
↓(下カーソルキー) |
40 |
|
INSERT |
Insertキー |
45 |
|
DELETE |
Deleteキー |
46 |
|
F1 |
F1キー |
112 |
|
F2 |
F2キー |
113 |
|
F3 |
F3キー |
114 |
|
F4 |
F4キー |
115 |
|
F5 |
F5キー |
116 |
|
F6 |
F6キー |
117 |
|
F7 |
F7キー |
118 |
|
F8 |
F8キー |
119 |
|
F9 |
F9キー |
120 |
|
F10 |
F10キー |
121 |
|
F11 |
F11キー |
122 |
|
F12 |
F12キー |
123 |
render関数は、TabPanelの初期描画時、および選択タブ変更時に、個々のタブについて呼び出されます。
render関数にタブをレンダリングするためのユーザロジックを記述することより、個々のタブに表示する文字やスタイルをカスタマイズしたり画像を貼り付けたりすることができます。
TabPanelのタブ部分は、TDノードにより実装されています。render関数には、レンダリング対象のタブに対応するTDのDOMノードおよび補足情報がパラメタとして渡されます。
渡されるTDのDOMノードには、子要素としてタブに表示する文字列(TabPanelの子要素のコンテナ部品のlabel属性の値)が設定されています。
render関数のパラメタを以下に示します。
|
順 |
パラメタ名:型 |
説明 |
|---|---|---|
|
1 |
node: Node |
レンダリング対象タブの内部構造を扱うTD DOMノードが渡されます。 |
|
2 |
x: Number |
タブのインデックスが渡されます。開始値は0です。 |
|
3 |
side: String |
タブエリアの表示位置が渡されます。 |
|
4 |
selected: Number |
選択されているタブのインデックスが渡されます。(xとselectedが同じ値の場合は、渡されたタブが選択されています。) |
tabRenderer の設定例を以下に示します。(タブの表示内容を“N番目のタブ”に変更する例)
<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
var tr1 = {
render: function(node, x, side, selected) {
var text = document.createTextNode((x+1) + "番目のタブ");
node.innerHTML = "";
node.appendChild(text);
}
};
//]]>
</script>
<div rcf:type="TabPanel" rcf:tabRenderer="tr1">
...
</div> |
幅と高さ
TabPanelの幅と高さは、heightプロパティおよびwidthプロパティで指定します。各プロパティは、タブの高さ(幅)を含みます。
デフォルトでは、widthが100%、heightがautoとなっています。
heightがautoの場合、タブパネルの高さは、パネルに表示されるViewContainerまたはFragmentContainerの高さに合わせて変動します。

タブのサイズ指定
タブの位置に関わらず、headerWidthプロパティおよびheaderHeightプロパティの省略値はautoです。

タブを左右に配置する場合、タブの幅はタブに表示する最長の文字列に依存します。
タブを上下に配置する場合、タブの幅は表示する文字列に依存して個々に異なります。
全体の装飾プロパティ

スタイルプロパティ
|
部品名 |
プレフィックス |
クラス名 |
スタイル分類 |
説明 |
|---|---|---|---|---|
|
全体 |
なし |
rcf-TabPanel |
|
部品全体のサイズ |
|
ヘッダ |
header |
rcf-TabPanel-header |
|
タブ部分のサイズ |
|
ボディ |
body |
rcf-TabPanel-body |
|
ボディ部分 |
|
タブ |
tab |
rcf-TabPanel-tab |
|
個々のタブのスタイル |
|
選択状態タブ |
tabSelected |
rcf-TabPanel-tabSelected |
|
選択されているタブのスタイル |
|
マウスオーバータブ |
tabHovered |
rcf-TabPanel-tabHovered |
|
マウス位置にあるタブのスタイル |
|
セパレータ |
tabSeparator |
rcf-TabPanel-tabSeparator |
|
タブ間の幅を指定 |
|
ブランク |
tabBlank |
rcf-TabPanel-tabBlank |
|
タブのある辺のタブ部分以外のスタイル |
詳細は、“スタイルプロパティ”を参照してください。
選択タブとマウスオーバータブが重なった場合
選択タブとマウスオーバータブが重なった場合は、タブのスタイルクラスに、tabSelected、tabHoveredの順に宣言します。
CSSでだけ指定可能なスタイル
tab、tabSelected、tabHovered、tabSeparatorは、CSSでだけ指定できます。
カスタマイズ上の注意
ボディとタブのデフォルトのスタイル設定は、タブの位置に依存して、上下左右で異なるため、カスタマイズの際は注意が必要です。デフォルトのスタイル設定は、以下のとおりです。
タブ部分に関しては、以下のイベントリスナが使用できます。
|
名前 |
説明 |
イベントオブジェクト |
|---|---|---|
|
onClickHeader |
タブ部をマウスでクリックしたときに呼ばれます。 |
|
|
onDblClickHeader |
タブ部をマウスでダブルクリックしたときに呼ばれます。 |
|
|
onMouseDownHeader |
タブ部をマウスで押したときに呼ばれます。 |
|
|
onMouseUpHeader |
タブ部でマウスを離したときに呼ばれます。 |
|
|
onMouseOverHeader |
タブ部の上にマウスを重ねたときに呼ばれます。 |
|
|
onMouseOutHeader |
タブ部の上からマウスが外れたときに呼ばれます。 |
|
|
onMouseMoveHeader |
タブ部の上でマウスを動かしたときに呼ばれます。 |
|
|
onKeyPressHeader |
タブ部の上でキーを押して離したときに呼ばれます。 |
|
|
onKeyDownHeader |
タブ部の上でキーを押したときに呼ばれます。 |
|
|
onKeyUpHeader |
タブ部の上でキーを離したときに呼ばれます。 |
|
|
onSelectedIndexChange |
選択している画面のインデックスが変更されたときに呼ばれます。 |
パネル本体部に関しては、部品共通のイベントリスナが使用できます。詳細は、“画面部品共通イベントリスナ”を参照してください。
■selectNextメソッド
|
メソッド |
selectNext() |
|
戻り値 |
なし |
|
例外 |
なし |
|
説明 |
次のタブに切り替えます。最後のタブの場合は切り替わりません。 |
■selectPreviousメソッド
|
メソッド |
selectPrevious() |
|
戻り値 |
なし |
|
例外 |
なし |
|
説明 |
前のタブに切り替えます。最初のタブの場合は切り替わりません。 |
部品共通のJavaScript APIもあります。部品共通のJavaScript APIは、“画面部品共通JavaScript API”を参照してください。
TabPanelのサイズについて
フォーカスについて
TABキーまたはFocusManagerで、TabPanelにフォーカスを移動させた場合は、ヘッダ部分にフォーカスが当たった状態になります。また、nextKeyおよびpreviousKeyで指定したキーでタブを切り替えたあとも、ヘッダ部分にフォーカスが当たります。
ヘッダ部分へのフォーカスは、個々のタブ単位ではなく、ヘッダ部分全体に対してフォーカスが当たった状態になります。
ボディ内に記述されている部品にフォーカスが当たっている場合、nextKeyおよびpreviousKeyによるタブ切替えは可能ですが、TABキーやFocusManagerでのフォーカス移動は、TabPanelではなく、フォーカスが直接当たっている部品が対象になります。
タブ切替えキー(nextKey、previousKey)の設定について
例)
“66+CTRL(Ctrl + B)”をタブ切替えキーに指定した場合、機能付加対象の部品でCtrl + Bを入力しても、以下のブラウザの標準動作が行われなくなります。




<h1>〜<h6>タグおよび<p>タグについて

ViewContainerのHTML要素の先頭またはFragmentContainerのフラグメントHTMLの先頭に、<h1>〜<h6>タグおよび<p>タグがあると、描画が崩れる場合があります。
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