TSMサーバデーモンを自動起動するためには、以下の設定を行います。
/opt/tivoli/tsm/server/bin/initTSMを/etc/init.d/initTSMにコピーします。
# cp /opt/tivoli/tsm/server/bin/initTSM /etc/init.d/initTSM #
/etc/init.d/initTSMファイルのオーナーとファイルモードを変更します。
スーパーユーザー以外からはアクセスできないように設定し、かつ実行可能なモード変更にします(オーナー:root、ファイルモード:0700)。
オーナーとファイルモードの変更と確認を行うコマンド実行例を、以下に示します。
# cd /etc/init.d # chown root initTSM # chmod 700 initTSM # ls -l initTSM -rwx------ 1 root other 1228 5月 26日 17:05 initTSM #
システム起動/停止時のために、TSMサーバデーモンの起動スクリプト(/etc/rc2.d/S99tsmsv)と停止スクリプト(/etc/rc0.d/K00tsmsv)のシンボリックリンクファイルを作成します。
以下に実行例を示します。
# ln -s /etc/init.d/initTSM /etc/rc2.d/S99tsmsv # ln -s /etc/init.d/initTSM /etc/rc0.d/K00tsmsv #
/etc/init.d/initTSMを編集します。
/etc/init.d/initTSMファイルの編集例を以下に示します。(この時、環境変数LANGも以下のように設定してください)
LANG=C; export LANG : : 'start') TSMDB=/opt/tivoli/tsm/server/bin →DB格納ディレクトリ : : 'stop') ID=admin →TSMのサーバと接続するためのユーザーID PA=admin →TSMのサーバと接続するためのユーザーIDに対するパスワード : :
指定する項目の意味は以下のとおりです。
項目 | 意味 |
---|---|
TSMDB | TSMサーバデータベースの格納パス名を「=」に続けて定義します。 |
ID | TSMのサーバと接続するためのユーザーIDを「=」に続けて定義します。 |
PA | TSMのサーバと接続するためのユーザーIDに対するパスワードを「=」に続けて定義します。 |