Webクライアントからデータを参照する場合は、以下の設定を行う必要があります。
なお、GUIクライアントおよびコマンドのみで運用する場合は、設定を行う必要はありません。
Webサーバの利用設定
Webサーバの自動起動設定
Webサーバの利用設定は、使用するWebサーバプログラムによって異なります。
以下に、各Webサーバプログラムに対するディレクトリ(エイリアス)の設定方法を説明します。
なお、以下の設定例では、各Webサーバプログラムのデフォルトのインストール先、ファイル名で説明しています。デフォルトではない設定で運用している場合は、運用しているインストール先、ファイル名に合わせてください。
注意
エイリアスで設定する実ディレクトリ配下にはシンボリックリンクが存在します。そのため、エイリアスに関する詳細設定を行う場合には、実ディレクトリ配下のシンボリックリンクを使用可能となるように設定してください。
ここではApacheに対するディレクトリ(エイリアス)の設定例を説明します。
Solaris版
設定ファイル“/etc/apache/httpd.conf”内に、以下のレコードを追加します。
追加するレコード:
Alias /swstorage/ /opt/swstorage/inet/wwwroot/ Alias /swstorage-j/ /opt/swstorage/java/ Alias /swstorage-d/ /opt/swstorage/java/data/ ScriptAlias /swstorage-cgi/ /opt/swstorage/inet/cgi-bin/
設定ファイル“/etc/apache/mime.types”に以下の項目を追加します。すでに、“policy”が登録されている場合は、その項目を設定する必要はありません。
application/x-swstf-policy policy
Linux版
設定ファイル“/etc/httpd/conf/httpd.conf”内に、以下のレコードを追加します。
追加するレコード:
Alias /swstorage/ "/opt/swstorage/inet/wwwroot/" Alias /swstorage-j/ "/opt/swstorage/java/" Alias /swstorage-d/ "/opt/swstorage/java/data/" ScriptAlias /swstorage-cgi/ "/opt/swstorage/inet/cgi-bin/"
設定ファイル“/etc/mime.types”内に、以下のレコードを追加します。すでに、“policy”が登録されている場合は、その項目を設定する必要はありません。
application/x-swstf-policy policy
注意
“/etc/httpd/conf/httpd.conf”内に、AddDefaultCharsetディレクティブ定義がされており、AddDefaultCharsetディレクティブ定義に設定されている文字コードがUTF-8以外になっている場合、Webクライアントを使用した際にブラウザに表示される内容が文字化けしてしまう場合があります。
AddDefaultCharset UTF-8
その場合は、ブラウザ上でエンコードを自動選択として再表示させてください。
Webクライアントからデータを参照するためには、Webサーバが起動していることが必要です。
そのため、Storage管理サーバマシンの起動時に自動的にWebサーバのサービスが始まるように設定しておくことを推奨します。
自動起動方法については、使用するWebサーバプログラムのマニュアルを参照してください。