AdvancedCopy Managerでのバックアップは、基本的に業務ボリュームがアンマウントされた状態で処理を行う必要があります。そのため、バックアップ/リストアの実行時に、前後処理スクリプトを使用して業務ボリュームのアンマウント/マウント操作を行っています。
AIX版AdvancedCopy Managerでは、前後処理スクリプトをユーザーカスタマイズすることで業務ボリュームのアンマウント/マウント操作を実現していますが、バックアップ/リストアの実行時に前処理スクリプトがエラー終了した場合は、バックアップ/リストア処理は実行されません。
前後処理スクリプトの詳細については、「付録A バックアップ/リストアの前後処理」を参照してください。
運用が以下のいずれかに該当する場合は、バックアップ前後処理スクリプトをカスタマイズする必要があります。AIX版AdvancedCopy Managerでは、バックアップ対象がボリュームグループとなるため、前後処理スクリプトのカスタマイズが必須です。
バックアップ対象がボリュームグループである場合
その他、特殊な前後処理を前後処理スクリプト内に記述したい場合
カスタマイズ方法については、「付録A バックアップ/リストアの前後処理」を参照してください。
ポイント
AdvancedCopy Managerをバージョンアップした場合
バージョンアップ後のスクリプトは更新されている場合があります。そのため、旧バージョンで使用していたシェルスクリプトを再利用するのではなく、旧バージョンで使用していたシェルスクリプトに対して実施されていたカスタマイズを、バージョンアップ後のシェルスクリプトに対して実施してください。