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ETERNUS SFAdvancedCopy Manager 13.4 運用手引書

10.6.1 更新量測定コマンド(swstestupdate)

擬似セッションの設定機能を使って、Snap Data Volumeの物理容量を測定します。

  1. 指定方法

    [更新量の測定を開始する場合(擬似セッションを設定)]
    /opt/FJSVswsts/bin/swstestupdate start Volume-Name

    [更新量を参照する場合(擬似セッションの状態を表示)]
    /opt/FJSVswsts/bin/swstestupdate status Volume-Name

    [更新量の測定を終了する場合(擬似セッションを解除)]
    /opt/FJSVswsts/bin/swstestupdate stop Volume-Name

  2. オペランドの説明

    オペランド

    説明

    Volume-Name

    ボリューム名を指定します。
    SnapOPC/SnapOPC+運用で使用する複製元ボリュームを指定します。
    GDS論理ボリュームを指定することはできません。

  3. 終了ステータス

    =0:正常終了
    >0:異常終了

  4. 実行例

    /dev/dsk/c1t0d0s1の更新量を測定する。

    (擬似セッションを開始して測定を開始する)
    # /opt/FJSVswsts/bin/swstestupdate start /dev/dsk/c1t0d0s1
    /dev/dsk/c1t0d0s1 swstestupdate completed
    
    (測定1回目)
    # /opt/FJSVswsts/bin/swstestupdate status /dev/dsk/c1t0d0s1
    Volume-Name      Update
    /dev/dsk/c1t0d0s1 644333
    
    (測定2回目)
    # /opt/FJSVswsts/bin/swstestupdate status /dev/dsk/c1t0d0s1
    Volume-Name       Update
    /dev/dsk/c1t0d0s1 1045000
    
    (擬似セッションを解除して測定を終了する)
    # /opt/FJSVswsts/bin/swstestupdate stop /dev/dsk/c1t0d0s1
    /dev/dsk/c1t0d0s1 swstestupdate completed
    #

    表示する内容は、次に示すとおりです。

    タイトル

    説明

    Volume-Name

    ボリューム名を表示します。

    Update

    測定開始後の更新済みデータ量をブロック数で表します(1ブロック=512バイト)。
    擬似セッションが存在しない場合は“----”を表示します。
    擬似セッションがエラーサスペンド状態になった場合は“failed”を表示します。

注意

次のような場合は更新量の測定ができません。

  • 指定したボリュームが存在しないとき。

  • ETERNUS ディスクアレイがSnapOPC/SnapOPC+機能をサポートしていないとき。

  • 擬似セッションが既に設定されているとき(start時)。

  • 擬似セッションが存在しないとき(stop時)。