ページのトップに戻る
ETERNUS SFAdvancedCopy Manager 13.4 運用手引書

10.3.11 パーティション情報表示コマンド(stgxfwcmdisppat)

AdvancedCopy Managerで管理しているデバイスを構成するパーティションの情報を表示します。本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。

  1. 指定方法

    /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmdisppat -n サーバ名 -d デバイス名

  2. オプションの説明

    オプション

    説明

    -n

    情報を表示するデバイスを管理するサーバ名を指定します。

    -d

    情報を表示するデバイス名を指定します。

  3. 終了ステータス

    =0:正常終了
    >0:異常終了

  4. 実行例

    サーバ(Server1)のデバイス(/dev/rdsk/c4t0d10s0)のパーティション情報を表示します。

    # /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmdisppat -n Server1 -d /dev/rdsk/c4t0d10s0
    Partition           Identifier         Physical-Disk Disk-Type LU-Number
    /dev/rdsk/c4t0d10s0 /dev/dsk/c4t0d10s0 ---           GR        10
    #

    表示される内容を以下に示します。なお、表中の“SDX”または“SDXオブジェクト”は、SafeDISKまたはPRIMECLUSTER Global Disk Services(以下、GDS)の用語です。

    タイトル

    説明

    Partition

    (Solarisサーバの場合)
    RAWデバイス名を表示します。
    SDXオブジェクトのスライス単位の場合は、RAWデバイス名:c?t?d?の形式で表示します。

    (Windowsサーバの場合)
    ETERNUS ディスクアレイ上に存在する場合、10.3.10 デバイス情報表示コマンド(stgxfwcmdispdev)のDeviceと同じ内容を表示します。
    ETERNUS ディスクアレイ上に存在しない場合、以下の形式で表示します。
    MBRディスクの場合
    S?p?
    S?:シグネチャ(8桁の16進数)
    p?:パーティション番号(*1)
    GPTディスクの場合
    G?p?
    G?:ディスクのDiskId(32桁の16進文字列)
    p?:パーティション番号(*1)

    (HP-UXサーバの場合)
    RAWデバイス名、または、LVM配下のボリュームグループ名を表示します。

    (Linuxサーバの場合)
    RAWデバイスを作成している場合はRAWデバイス名、作成していない場合はブロックデバイス名を表示します。

    スライス単位のSDXオブジェクトの場合は、RAWデバイス名:sd?の形式で表示します。

    (AIXサーバの場合)
    RAWデバイス名、または、LVM配下のボリュームグループ名を表示します。

    Identifier

    (Solarisサーバの場合)
    ブロックデバイス名を表示します。
    SDXオブジェクトのスライス単位の場合は、ブロックデバイス名:c?t?d?の形式で表示します。

    (Windowsサーバの場合)
    AdvancedCopy Managerが内部的に管理しているデバイス名を表示します。
    10.3.10 デバイス情報表示コマンド(stgxfwcmdispdev)のDeviceと同じ内容を表示します。

    (HP-UXサーバの場合)
    ブロックデバイス名、または、LVM配下のボリュームグループ名を表示します。

    (Linuxサーバの場合)
    ブロックデバイス名を表示します。

    スライス単位のSDXオブジェクトの場合は、ブロックデバイス名:sd?の形式で表示します。

    (AIXサーバの場合)
    ブロックデバイス名、または、LVM配下のボリュームグループ名を表示します。

    Physical-Disk

    (Solarisサーバ、HP-UXサーバ、Linuxサーバ、AIXサーバの場合)
    常に、“---”を表示します。

    (Windowsサーバの場合)
    物理ディスク名を表示します。
    10.3.10 デバイス情報表示コマンド(stgxfwcmdispdev)のBlock-Deviceと同じ内容を表示します。

    Disk-Type

    ETERNUS ディスクアレイ上に存在する場合、“GR”を表示します。
    ETERNUS ディスクアレイ上に存在しない場合、“---”を表示します。

    LU-Number

    ETERNUS ディスクアレイ上に存在する場合、論理ユニット番号を表示します。
    ETERNUS ディスクアレイ上に存在しない場合、“---”を表示します。

    (*1)ディスク内のパーティションの順序番号です。パーティションとは、ディスクアドミニストレータにおける以下の内容を指します。また、番号はディスクアドミニストレータ上の左から右に向かって数えた時の番号です。

    • プライマリパーティションの場合は、当該パーティション全体

    • 拡張パーティションの場合は、当該パーティション内の論理ドライブ

注意

本コマンドの注意事項は以下のとおりです。

  • 本コマンドはrootユーザーのみ実行可能です。

  • 製品インストール時に指定したロケールにて、実行してください。

  • 処理に時間がかかる場合は、処理完了までの間、.(ピリオド)を表示します。