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ETERNUS SFAdvancedCopy Manager 13.4 運用手引書

10.2 バックアップ管理のコマンド

本節では、バックアップ管理のコマンドによる操作について説明しています。

注意

バックアップ管理のすべてのコマンドはrootユーザーのみが実行可能です。その他のユーザーでコマンド実行した場合は、「swst0601 コマンド実行ユーザがrootでないため、当コマンドは実行できません。」メッセージを出力しエラー終了します。

注意

Logical Unit(ディスク)単位のバックアップ運用はサポートしていません。10.2.1.3 デバイス情報設定コマンド(swstdevinfoset)でLogical Unit(ディスク)を指定した場合はエラーとなります。

注意

コマンド実行時の動作環境

コマンドを実行する際に必要となる動作環境は下表のとおりです。

表10.10 コマンドを実行する際に必要となる動作環境

コマンド名

AdvancedCopy Manager動作環境

swstbackstat

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しない

swstbackup

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsかつEC運用の場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstbkpoldel

Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstbkpoldisp

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しない

swstbkpolset

Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstcancelrest

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstcancelsync

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsかつEC運用の場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstcanceltrk

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstdevdisp

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しない

swstdevinfoset

Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstexecstat

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しない

swsthistdel

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swsthistdisp

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しない

swstresback

swstresrst

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsの場合は常にStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
-xオプションを指定する場合は、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstrestore

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstreststat

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しない

swstsrsemtch

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsの場合は常にStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
-xオプションを指定する場合は、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swststartsync

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
StorageサーバがWindowsの場合はStorageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstsvrdisp

Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstsvrset

Storageサーバで実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
Storage管理サーバで-hオプションを指定してコマンドを実行する場合、Storage管理サーバのデーモン/サービスおよび処理対象Storageサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。

swstsyncstat

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しない

swsttrkstat

Storage管理サーバで以下の指定形式でコマンドを実行する場合は、Storage管理サーバおよび処理対象Storgeサーバのデーモン/サービスが動作していなければならない。
・-hオプションを指定、または、
・デバイス名を指定しない

注意

クラスタ運用の場合

クラスタ運用におけるコマンドは、次の手順で実行します。

  1. 必要に応じて、環境変数SWSTGNODEに該当業務の論理ノード名を設定します。bshの場合、環境変数の設定方法は以下のとおりです。

    # SWSTGNODE=論理ノード名
    # export SWSTGNODE
  2. コマンドを実行します。

    クラスタ運用におけるコマンドと、環境変数設定の要否およびコマンドを実行するノードは下表のとおりです。コマンドを実行する際の注意事項等は備考欄に記述しています。

    表10.11 クラスタ運用時のコマンド

    コマンド

    環境変数の要否

    コマンド実行ノード

    備考

    swstsvrset

    必要

    業務稼動ノード

    swstsvrdisp

    必要

    業務稼動ノード

    swstdevinfoset

    必要

    業務稼動ノード

    swstdevdisp

    必要

    業務稼動ノード

    swstbkpolset

    必要

    業務稼動ノード

    swstbkpoldisp

    必要

    業務稼動ノード

    swstbkpoldel

    必要

    業務稼動ノード

    swstbackup

    必要

    業務稼動ノード

    swstbackstat

    必要

    業務稼動ノード

    swstrestore

    必要

    業務稼動ノード

    swstcancelrest

    必要

    業務稼動ノード

    swstreststat

    必要

    業務稼動ノード

    swsthistdisp

    必要

    業務稼動ノード

    swsthistdel

    必要

    業務稼動ノード

    swststartsync

    必要

    業務稼動ノード

    swstcancelsync

    必要

    業務稼動ノード

    swstsyncstat

    必要

    業務稼動ノード

    swstexecstat

    必要

    業務稼動ノード

    swstcanceltrk

    必要

    業務稼動ノード

    swsttrkstat

    必要

    業務稼動ノード

    swstsrsemtch

    必要

    業務稼動ノード

    swstresback

    必要

    業務稼動ノード

    swstresrst

    必要

    業務稼動ノード

注意

Storage管理サーバにおいて、コマンド名の末尾がdispまたはstatである表示系コマンドを実行する場合、-hオプションとデバイス名の有無によって表示内容が異なります。詳細は、以下の表を参照してください。

表10.12 Storage管理サーバでの表示系コマンドの表示内容

-hオプション

デバイス名指定

表示内容

なし

なし

バックアップ管理機能に登録されている全Storageサーバの情報を全て表示します。

あり

Storage管理サーバの指定デバイスの情報のみを表示します。

あり

なし

-hオプションに指定されたStorageサーバの情報を全て表示します。

あり

-hオプションに指定されたStorageサーバの指定デバイスの情報のみを表示します。