業務ボリュームの存在する筐体とは別の筐体にあるバックアップボリュームにバックアップを行う場合は、オプションの設定を行います。
運用開始後にオプション設定ファイルを変更すると、バックアップ運用が継続できなくなる場合があります。そのため、運用開始後はオプション設定ファイルを変更しないでください。
なお、オプション設定ファイルを変更する場合は、バックアップポリシーも再設定する必要があります。
注意
REC/ROPC機能が動作可能なETERNUS ディスクアレイが必要です。
両筐体がFCRA(FC Remote Adapter)で接続されていることが必須です。
FCRAによる接続ではデータはInitiator側からTarget側へしか流れませんので最低2組のFCRA接続が必要です。
バックアップ運用では、リストアの際にROPC機能を利用するため、ROPC機能が動作しない(REC機能のみが動作可能な) ETERNUS ディスクアレイでは、業務ボリュームの存在する筐体とは別の筐体にあるバックアップボリュームにバックアップを行う運用はできません。
オプションの設定は以下のファイルを作成します。
通常(非クラスタ)運用の場合
/etc/opt/FJSVswsts/data/DEFAULT/check.ini
クラスタ運用の場合
/etc/opt/FJSVswsts/論理ノード名(*1)/data/DEFAULT/check.ini
(*1) クラスタセットアップ時に指定したAdvancedCopy Managerの論理ノード名。
記述方法を以下に示します。
[check] RemoteCopy=Yes