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ETERNUS SFAdvancedCopy Manager 13.4 メッセージ説明書

付録A GRシリーズの詳細エラーメッセージ

本章では、メッセージ中に、パラメーターとして挿入されるETERNUS ディスクアレイの詳細エラーメッセージについて説明します。

表A.1 GRシリーズの詳細エラーメッセージ

エラーメッセージ

説明

対処方法

invalid logical volume name.

コピー元のデバイス、もしくはコピー先のデバイスが実在しません。

指定したコピー元のデバイス、もしくはコピー先のデバイスが存在するか確認してください。

invalid extent number.

内部矛盾が発生しました。

(エクステント数が不正(STXGetVolmuInfo))

富士通技術員(SE)に資料の採取を依頼してください。(*1)

invalid source BoxID.

内部矛盾が発生しました。

(コピー元筐体識別子が不正)

富士通技術員(SE)に資料の採取を依頼してください。(*1)

invalid destination BoxID.

内部矛盾が発生しました。

(コピー先筐体識別子が不正)

富士通技術員(SE)に資料の採取を依頼してください。(*1)

invalid source OLU.

コピー元のデバイス、もしくはコピー先のデバイスが実在しません。

コピー元のデバイスのパーティション情報を確認してください。

invalid destination OLU.

コピー元のデバイス、もしくはコピー先のデバイスが実在しません。

コピー元のデバイスのパーティション情報を確認してください。

invalid extent.

コピー元のデバイス、もしくはコピー先のデバイスが実在しません。

コピー元のデバイス、もしくはコピー先のデバイスのパーティション情報を確認してください。

invalid source extent size.

内部矛盾が発生しました。

(ボリューム全コピーでなく、コピーサイズが0)

富士通技術員(SE)に資料の採取を依頼してください。(*1)

invalid copy interval.

指定したコピー間隔は不当です。

富士通技術員(SE)に資料の採取を依頼してください。(*1)

invalid option flag.

内部矛盾が発生しました。

(動作指定フラグが不正)

富士通技術員(SE)に資料の採取を依頼してください。(*1)

invalid MPHD environment.

MPHDがインストールされていない状態でMPHDパス名を論理ボリューム名に指定しました。

MPHDがインストールされているか確認します。

invalid SafeDISK environment.

SafeDISK資源はサポートしていません。

SafeDISK資源以外を指定してください。

invalid GDHD environment.

GDHDがインストールされていない状態でGDHDパス名を論理ボリューム名に指定しました。

GDHDがインストールされているか確認します。

memory allocation error.

メモリの動的確保に失敗しました。

メモリやスワップ域を十分確保するか、同時に実行しているプログラムを終了させてください。

not STX.

コピー元のデバイス、もしくはコピー先のデバイスが実在しません。

コピー元のデバイス、もしくはコピー先のデバイスのパーティション情報を確認してください。

SCSI command busy.

以下のいずれかの事象が発生しました。

  • コピー元/先のデバイスは既に他のコピー先/元として使用中です。

  • コピー先のデバイスは既に他のコピー先として使用中です。

  • 既にディスクアレイ装置内の同時動作可能数の限界に達しています。

  • SCSIのパスでBUSYを検出しました。

  • AdvancedCopy Managerの管理外のコピーが行われています。

  • 既に1LUNあたりの同時動作可能数の限界に達しています。

以下のいずれかの対処を実施してください。

  • コピー元またはコピー先が、他のコピー先またはコピー元に指定されていないか確認してください。

  • コピー先が他のコピー先に指定されていないか確認してください。

  • バックアップ実行状況表示コマンドで指定したデバイスのコピーが終了するのを待ってから再実行してください。

  • 数秒(5秒)程度待ち、再実行してください。

  • ETERNUSmgr/GRmgrを使用してコピーの状況を確認してください。

上記以外の場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

SCSI command conflict.

SCSIエラー(Commandconflict)を検出しました。

装置の接続状態を確認し、再試行してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

SCSI queue full.

SCSIエラー(Queuefull)を検出しました。

装置の接続状態を確認し、再試行してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

not support.

指定したコピー機能はサポートされていません。

富士通技術員(CE)に連絡してください。

hardware error requiring CE-CALL.

SCSIエラー(CheckCondition)を検出しました。

装置の接続状態を確認し、再試行してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

SCSI condition met.

SCSIエラー(Condition met)を検出しました。

装置の接続状態を確認し、再試行してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

unexpected SCSI error.

SCSIエラー(異常ステータス)を検出しました。

装置の接続状態を確認し、再試行してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

invalid OLU.

指定したコピー元のデバイス、もしくはコピー先のデバイスが不当です。

  • ボリューム全コピーでコピー元/先に同一デバイスが指定された

  • 指定したデバイスが使用できる状態ではない

  • RAIDコンソリデーションのボリュームに対してConsistency Modeが指定された

  • ボリューム状態表示のときに、存在しないOLUが指定された

コピー元のデバイス、もしくはコピー先のデバイスのパーティション情報を確認し、再試行してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(SE)に資料の採取を依頼してください。(*1)

invalid BoxID.

指定したリモート筐体識別子は不当です。

筐体間の接続状態を確認し、再試行してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

invalid Role.

指定したリモートコピー方向は不当です。

筐体間の接続状態を確認し、再試行してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

setup is inadequate

コピー設定が不十分です。

以下のいずれかの事象が発生しました。

  • アドバンスト・コピーオプションのライセンスが未設定

  • 「テーブルサイズ未設定」「テーブルサイズ不足」「RECバッファサイズ未設定」等、装置のリソース不足

富士通技術員(CE・SE)に連絡してください。

bit map resolution disagree.

筐体間のビットマップ解像度が不一致です。

富士通技術員(CE・SE)に連絡してください。

communication interrupted.

筐体間の通信に異常が発生しました。

筐体間の接続状態を確認し、再試行してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE)に連絡してください。

another partner is not supported.

片方の筐体のファームウェアのバージョンが未サポートです。

富士通技術員(CE))に連絡してください。

the session mode was not changed.

セッションモード切り替えに失敗しました。(元の状態のままです)

筐体間の接続状態を確認し、再試行してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE・SE)に連絡してください。

the session mode crosses.

セッションモード切り替えに失敗しました。(筐体間の情報が矛盾しています)

筐体間の接続状態を確認し、再試行してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE・SE)に連絡してください。

the operation of SnapOPC was failed.

以下のいずれかの事象が発生しました。

  • Snap Data Volumeのアクセスエラーが発生しました。

  • SnapOPCのセッションのない状態で、逆向きのコピーが実施されました。

以下のいずれかの対処を実施してください。

  • コピー先デバイスのパーティション情報を確認し、再試行してください。

  • SnapOPCのセッションの状態を確認し、再試行してください。

それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE・SE)に連絡してください。

the operation of REC buffer was failed.

REC転送バッファの設定変更または情報表示に失敗しました。

REC転送バッファの設定状況を確認し、再試行してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE・SE)に連絡してください。

the operation of concurrent suspend was failed.

コンカレントサスペンドに失敗しました。(元の状態のままです)

すべてのセッションの状態を確認し、再試行してください。HP-UX版、AIX版の場合は、複写先ボリュームのサイズが、複写元ボリュームのサイズ以上になっていることを確認してください。それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(SE)に連絡してください。

invalid Snap Data volume.

Snap Data Volumeの指定誤りを検出しました。

  • SnapOPC/SnapOPC+ を指定されたが、コピー先がSnap Data Volume ではない

  • SnapOPC/SnapOPC+ を指定されたが、コピー元がSnap Data Volume である

  • OPC/ROPC/QuickOPC、EC/RECを指定されたが、コピー元またはコピー先がSnap Data Volumeである

  • Snap Data Volumeの初期化のときに、Snap Data Volume以外が指定された

コピー元のデバイスまたはコピー先のデバイスのパーティション情報を確認し、再試行してください。

それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(CE・SE)に連絡してください。

out of sequence.

以下のいずれかの事象が発生しました。

  • 当該コマンドが実施できる状態ではありません。

  • SCSIアクセスでステータス不当またはフェーズ不当を検出しました。

  • SnapOPC+の最古の世代以外に対して、複製停止が実行されました。

以下のいずれかの対処を実施してください。

  • 処理の状態を確認し、再試行してください。

  • セッションの状態を確認し、再試行してください。

  • スナップ世代番号を確認し、再試行してください。

それでも、このエラーが発生する場合は、富士通技術員(SE)に連絡してください。

(*1):トラブル解決に必要な資料の採取方法については、次のマニュアルを参照してください。

『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「保守資料の採取方法」

表中にないエラーメッセージが出力された場合は、ハードウェア障害が発生したと考えられますので、富士通技術員(CE)に連絡してください。