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ETERNUS SFAdvancedCopy Manager 13.4 運用手引書

B.3.4 サンプルスクリプト使用時の注意事項

B.3.4.1 Oracle資源の配置

Oracleのデータファイル、データファイル以外のファイルは、それぞれ異なるディスク、またはパーティションに格納してください。

B.3.4.2 Oracle資源のバックアップ運用

以下の注意事項があります。

  1. 初期化パラメーターファイル

    変更の都度、OSのcopyコマンド等でバックアップします。

  2. 制御ファイル

    • Oracleによるミラー化をお勧めします。

    • DB環境に変化があった場合、以下のコマンドでトレースファイルを作成します。制御ファイルが破壊された場合は、トレースファイル中のSQL文を実行して復旧します。

      Alter database backup controlfile to trace;

  3. データファイル

    • 必ずOracleのバックアップ同期処理(begin backup/end backup)を全てのバックアップ対象の表領域に行ってください。同期処理無しに行ったバックアップファイルはリカバリには使用できません。このようなバックアップファイルを用いてリカバリするのは危険です。データベースに矛盾が発生し、そのデータベースはオープンできなくなるおそれもあります。

    • データファイルをファイルシステムに配置する場合は、データファイルの自動拡張機能を無効(AUTOEXTEND OFF)にしてください。

  4. REDOファイル

    • オンラインREDOログファイル、アーカイブログファイルともOracleまたはOSによるによるミラー化をお勧めします。

    • オンラインREDOログファイルは、バックアップする必要はありません。

注意

オンラインバックアップを行うには、対象となるOracleデータベースはアーカイブログ運用が必須です。

B.3.4.3 Oracleデータベースのリカバリ

最新の状態まで復旧する場合には、Oracleデータベースをリストア後に障害発生ファイルをリストアしたファイルに置き換えて、Oracleのリカバリ機能を使用して行ってください。

例:recover tablespace

Oracleデータベースのリカバリ機能については、『Oracle8i バックアップおよびリカバリ・ガイド』(Oracle8iの場合)をごらんください。