ホストから指定できるANKフォントには通常ANKフォント(OCR-B指定なし)とOCR-Bがあります。
ただし、実際に使用される文字フォントは設定や状態により以下のようになります。
(1) 使用ANKフォント
使用されるフォントは、ホストからの指定(LPモード/OCR-B)と、KFAXEMUの「印刷モード」の「ANKフォント」の設定との関係により次表のようになります。
ホスト指定 \ 「ANKフォント」 | LPモード以外 | LPモード | ||
---|---|---|---|---|
OCR-B指定なし | OCR-B指定あり | 6LPI | 8LPI | |
ANK文字用 | 「MSゴシック」 | 「OCR-B+FJ KEMU」※ | 「MSゴシック」 | 「MS明朝」 |
半角漢字用 | 「MS明朝」 | |||
SMED帳票時 | SMED帳票時は それ以外では | |||
OCR-B | 「OCR-B+FJ KEMU」※ |
※:「印刷モード」の「OCR-Bエリートのフォント」を「半角漢字用」にするとエリートピッチの文字のみ「MS明朝」フォントを使用します。
(2) OCR-Bフォントの字体について
以下の3文字についてはOCR-Bフォントにはなりません。
「EBCDICカナ」および「EBCDIC英小文字」モード時の £(4AH)、¬(5FH)、 ̄(A1H)
なお、OCR-Bフォント印字文字の読取り運用にあたっては、必ず事前に実業務で使用する文字種を印字し、OCR装置等で読取り可能かどうか確認を行った上で利用してください。
注意
OCR-Bフォントを印字するには、「Kシリーズ端末エミュレータ V7.1」に添付されている専用フォントをWindows Vista(R)のシステムフォントへ登録する必要があります。なお、フォントの登録にはWindows Vista(R)での管理者権限への昇格が必要です。
詳細は「2.5 OCR-Bフォントの登録について」を参照してください。