運用管理サーバをセットアップする手順を、以下に示します。
マネージャは、デフォルトでLANポート番号 4917、23456 を使用して、エージェントまたはクライアントと通信します。サービス名とポート番号、プロトコル名、接続元、接続先の関係を以下に示します。
サービス名 | ポート番号/プロトコル名 | 接続元 | 接続先 |
---|---|---|---|
sscruisera | 4917/tcp | マネージャ | エージェント |
nfport | 23456/tcp | クライアント | マネージャ |
ssvscme | 7420/tcp | マネージャ | 仮想化スイッチ |
注意
マネージャは、上記以外に、エージェントを含む管理対象装置からの SNMP Trap を受信するためにポート番号 162/udp を使用します。
サービス名 ssvscme の記述は、仮想ストレージ管理を利用するときだけ必要です。利用する場合、上記の表を参照し、%SystemRoot%¥system32¥drivers¥etc¥services ファイルに必要な番号を追加してください。%SystemRoot% は、Windows operating system をインストールしたディレクトリです。
OS | services ファイルのフルパス(デフォルト) |
---|---|
Windows 2000 | C:¥WINNT¥system32¥drivers¥etc¥services |
Windows Server 2003 | C:¥Windows¥system32¥drivers¥etc¥services |
ソフトウェアのインストール時にポート番号の登録の画面で入力したポート番号は、以下のように、services ファイルに反映されます。反映されている情報で間違いないか確認してください。ポート番号がすでに他で使用されている場合は、空いているポート番号に変更してください。
# サービス名 ポート番号/プロトコル名 sscruisera 4917/tcp nfport 23456/tcp
注意
Windows Server 2008 をお使いの場合
OS 標準で、ファイアーウォールが有効になっています。このため、マネージャが受信側となる以下のポートについて、ファイアーウォールを通過できるように設定する必要があります。ポート番号を変更している場合は、その変更に合わせて設定してください。
サービス名 | ポート番号/プロトコル名 |
---|---|
nfport | 23456/tcp |
snmptrap | 162/udp |