エージェントの調査資料を採取するコマンドについて説明します。
名前
agentsnap - エージェントの調査資料の採取
形式
$INS_DIR¥Agent¥sbin¥agentsnap -dir dirname [-all]
($INS_DIR は、エージェントをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
機能説明
エージェントの調査資料を採取するコマンドです。コマンドの実行には、Administrator 権限が必要です。
エージェントで何らかの問題が発生した場合に、調査資料を採取するために使用します。
採取した資料は、当社技術員に渡してください。
オプション
dirname に指定したディレクトリに、資料を採取します。ディレクトリ名は、ドライブ文字から始まるフルパス名で指定してください。
dirname に指定できる長さは、100 バイトまでです。
採取された資料は、“agentsnap_”で始まるディレクトリに格納されます。本コマンド実行前に、dirname に以下の空き容量があることを確認してください。
採取する資料 | 必要な空き容量 |
---|---|
初期調査資料 | 10MB 以上 |
詳細調査資料 | 30MB 以上 |
調査に必要なすべての調査資料を採取します。本オプションを指定すると、採取される資料の容量が大きくなります。トラブルの初期調査(切分け)のために資料を採取する場合、本オプションの指定は不要です。
使用例
初期調査用資料を D:¥temp ディレクトリに採取します。
"C:¥Program Files¥ETERNUS-SSC¥Agent¥sbin¥agentsnap" -dir D:¥temp
注意事項
システムが Windows 2000 の場合、本コマンドの実行前に Windows 2000 サポートツールがシステムにインストールされているか確認してください。インストールされていない場合は、以下のどちらかの作業を実施してください。
Windows 2000 の CD-ROM から、Windows 2000 サポートツールをインストールする
regedit.exe を用いて、以下の [1] および [2] のレジストリの値を取得する(ただし、存在しないレジストリは取得不要)
[1] については、該当するキーの値を、すべて取得してください。
[2] については、該当するキーの値および配下のキーの値を、すべて取得してください。
初期調査資料を採取する場合
HKEY_LOCAL_MACHINE¥ HARDWARE¥ DEVICEMAP¥ Scsi ・・・ [1] SOFTWARE¥ Emulex ・・・ [1] Fujitsu ・・・ [1] SNIA ・・・ [2] Wow6432Node¥ Emulex ・・・ [1] Fujitsu ・・・ [1] SNIA ・・・ [2] SYSTEM¥ CurrentControlSet¥ Services ・・・ [1]
詳細調査資料を採取する場合
HKEY_LOCAL_MACHINE¥ HARDWARE¥ DEVICEMAP¥ Scsi ・・・ [2] SOFTWARE¥ Emulex ・・・ [2] Fujitsu ・・・ [2] SNIA ・・・ [2] Wow6432Node¥ Emulex ・・・ [2] Fujitsu ・・・ [2] SNIA ・・・ [2] SYSTEM¥ CurrentControlSet¥ Services¥ ・・・ [1] elxstor ・・・ [2] lpxnds ・・・ [2] ql2300 ・・・ [2] mpio ・・・ [2] F3GLMiDr ・・・ [2] F3GLMpDr ・・・ [2]