LogicalVolume構成自動作成(以降、“自動構成機能”と呼びます)は、指定されたLogicalVolume数と容量、およびRAIDレベルを基に、自動的にLogicalVolumeを作成し、RAIDグループに割り当てます。LogicalVolumeを割り当てるRAIDグループがない場合は、自動でRAIDグループを作成するように指定することもできます。本機能を利用することで、性能と可用性にすぐれたRAIDグループとLogicalVolumeを簡単に構成できます。
自動構成機能は、次の方法で LogicalVolume の作成と割当てを行います。
自動構成機能は、十分な可用性を確保するために、LogicalVolumeの割当て前にホットスペアの容量をチェックします。ホットスペアがない場合、またはホットスペアの容量が不十分な場合は、ホットスペアを自動で構成します。
容量の大きいLogicalVolumeから優先してRAIDグループへ割り当てます。容量の大きなLogicalVolumeから優先して割り当てることで、RAIDグループを無駄なく有効的に利用します。
RAIDグループ内で空き容量が複数存在する場合は、空き容量の少ない箇所から優先してLogicalVolumeが割り当てられます。空き容量の少ない箇所から優先的に割り当てることで、RAIDグループを無駄なく有効的に利用します。
LogicalVolumeの割付け方法によって、RAIDグループの割当ては次のように行われます。なお、利用するRAIDグループは、既存のRAIDグループ一覧からも選択できます。
各RAIDグループに分散する
LogicalVolumeの割当て容量が最も少ないRAIDグループから優先して割り当てます。
LogicalVolumeをRAIDグループに分散することで、負荷が分散されます。LogicalVolumeの割当て容量が等しいRAIDグループが複数存在する場合は、若い番号のRAIDグループから優先して割り当てます。
RAIDグループ番号順
若い番号のRAIDグループから優先して割り当てられます。
自動構成機能でRAIDグループを作成する場合は、可用性を確保するため各グループから均等にディスクを選択します。