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ETERNUS SF Storage Cruiser 13.4 ユーザーズガイド

8.3.6 ETERNUS8000、ETERNUS6000、ETERNUS4000、ETERNUS3000、ETERNUS2000、GR、LT160、LT250、LT270、Crossroads装置交換時

ETERNUS8000、ETERNUS6000、ETERNUS4000、ETERNUS3000、ETERNUS2000、GR、LT160、LT250、LT270、Crossroads を装置ごと交換する場合、以下の手順でアクセスパスを継承してください。

ポイント

以下の操作を行う前に、「8.3 サポート装置部品の交換」の注意事項をお読みください。

  1. 新装置のハードウェア構成定義を旧装置と同等に設定してください。

  2. 新装置を旧装置と異なるIPアドレスで設定し、本製品に登録します。なお、新装置を旧装置と異なるIPアドレスで設定できない場合は、本製品で新装置を検出する前に旧装置のアクセスパスをすべて削除して、新たに新装置のアクセスパスを設定してください。

  3. [表示]-[最新の情報に更新]を実行します。

  4. SAN ビューで、新装置アイコンをダブルクリックし、その装置のビューを表示させます。

  5. [操作]-[表示装置]-[追加]で旧装置を表示させます。

  6. アイコンを何も選択しない状態で、[操作]-[アクセスパス]-[継承]-[モード開始]を選択します。これで、「アクセスパス継承操作を実行中です」ダイアログが表示されます。

  7. この状態で、新アダプタアイコンを旧アダプタアイコンへドラッグ&ドロップすることによってアクセスパスの継承を確認するダイアログが表示され、<OK>ボタンを選択すると継承が行われます。継承処理では旧アダプタ情報で作成していた関連装置内のアクセスパス設定を削除し、新アダプタ情報で作成したアクセスパス設定を関連装置に追加します。

    装置種

    本製品の設定内容

    Solaris OS サーバノード

    エージェントあり

    PW008FC2A,
    PW008FC2-G,
    PW008FC3,
    GP7B8FC1A,
    GP7B8FC1-G,
    GP7B8FC1,
    SE0X7F11F,
    SE0X7F12F

    fjpfca.conf の TID と WWPN 関連付け設定を新アダプタ WWPN に変更

    LP-9000,9002S,9002L,9802,10000

    lpfc.conf または lpfs.conf のTID, LUN と WWPN 関連付け設定を新アダプタ WWPN に変更

    上記以外 HBA

    設定なし

    エージェントなし

    設定なし

    Windows サーバノード

    エージェントあり、なし

    設定なし

    Linux サーバノード

    エージェントあり、なし

    設定なし

    HP-UX サーバノード

    エージェントあり、なし

    設定なし

    他サーバノード

    エージェントなし

    設定なし

    ファイバチャネルスイッチ

    ゾーニング設定あり

    旧アダプタ WWPN で作成していた1対1 WWPN ゾーニングを削除し、新アダプタ WWPN で作成した1対1 WWPN ゾーニングに変更
    (ただしポートゾーニングでアクセスパスが継承不要な場合は設定なし)

    ゾーニング設定なし

    設定なし
    (ただし、ファイバチャネルスイッチに対して『WWPNゾーニングを設定する運用』が選択されている場合は、ゾーニング設定をするかどうかを選択するダイアログが表示されます。)

  8. 「アクセスパス継承操作を実行中です」ダイアログで[終了]を選択するまで、ドラッグ&ドロップによるアクセスパス継承を複数アダプタに対して実施可能です。

  9. 設定変更後、活性構成変更をサポートしていないサーバノードはサーバノード側の再起動が必要です。
    活性構成変更をサポートしているサーバノードでは、OS や HBA ドライバに対して活性構成変更を指示するコマンドの実行などが必要です。例えば、HBA ドライバが FUJITSU PCI Fibre Channel の場合、chgfcctl または clchgfc の実行が必要です。