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ETERNUS SF Storage Cruiser 13.4 ユーザーズガイド

6.1.5 サイドビュー

メインビュー、ドメインビュー、または SAN ビューで各装置のアイコンをダブルクリックすると、各装置に論理的に関連する装置が表示されます。アクセスパスと物理線、および HBA、CA など細かいファイバチャネルポートが表現された画面です。アクセスパスを管理したり、HBA や CA の状態を確認したりできます。

参考

VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降および VMware ESXi 3.5 以降の環境について

VMホストが指定された場合は、指定されたVMホストと、そのVMホストに含まれるすべてのVMゲストが表示されます。
VMゲストが指定された場合は、指定されたVMゲストと、そのVMゲストが属するVMホストが表示されます。

注意

アクセスパスの表示・設定は、スイッチアイコンをダブルクリックした状態ではできません。
仮想ストレージ環境では、各装置に論理的に関連する装置が表示されません。

表6.4 HBA(ホストバスアダプタ)状態表示

アイコンの状態

状態の説明

対応

normal

サーバノード内に当該 HBA が存在しています。

なし

warning
または
error

黄(注1)
または

HBA 内のすべてのアクセスパスの閉塞または FC ケーブル抜けなどの HBA の異常が発生しています。
(アイコンの状態は HBA ドライバから通知される情報に依存しています。例えば、FC ケーブルが抜けている場合にアイコンの状態が error となる HBA もあります。)

故障部品の交換とリカバリー処理を行ってください。

->「8.1 障害発生時の画面と対処方法

通信不可

以前認識していた HBA が認識不可能な状態になっています。

状態が通信不可以外の場合は、HBA が正しく装置に設置されているか確認してください。装置から当該 HBA を取り除いている場合は、当 HBA を選択して[HBAの削除]を実行してください。

アクセスパス継承必要

黄(注2)

本製品が HBA 交換を検出しました。(サーバノードの同一スロットに異なった WWPN の HBA が搭載されています。)

新しい HBA の WWPN に従ってアクセスパスを再構築する必要があります。

->「6.3.5 アクセスパスの継承

注1: アクセスパス継承必要と同じ色のため、必ず状態を確認してください。
注2: 警告と同じ色のため、必ず状態を確認してください。


表6.5 ストレージCA(チャネルアダプタ)/ファイバチャネルスイッチポート状態表示

アイコンの状態

状態の説明

対応

normal

正常に搭載されています。

なし

error

デグレードしています。

故障部品の交換とリカバリー処理を行ってください。

->「8.1 障害発生時の画面と対処方法

通信不可

以前認識していた CA が認識不可能な状態になっています。

装置の状態が通信不可の場合は、装置の電源が投入されていないか、LAN 上問題が発生している可能性があります。

ETERNUS SN200モデル320(Brocade社製のBrocade 12000) と ETERNUS SN200モデル340(Brocade社製のBrocade 24000) のポート番号は、実機の表示に合わせ、0-15 で表示しています。
しかし、ポートに異常が発生した場合、下図のイベント情報のように、ポートの通し番号が表示されます。このため、どのポートが故障したのか、判断するのが困難です。そこで、イベント情報から実機のポート位置を判断しやすいように、リスト表示で表示されるスイッチポート情報内のポート番号を通し番号で表示します。
以下に、その操作を記述します。

  1. イベントログ表示にポートの異常を知らせる情報が表示されます。

    イベントログにはポートの通し番号で情報が表示されます。

  2. イベント情報から異常が発生したポートのスイッチ装置のサイドビューを開きます。

  3. メニューの[表示]-[画面切替え]-[マップ/リスト表示]を選択します。

    すでに[マップ/リスト表示]が選択されている場合、選択は不要です。

  4. リスト表示部にスイッチポート情報が表示されます。

  5. スイッチポート情報内のポート番号リストから、イベントで通知されたポート番号を探します。

  6. イベントで通知されたポート番号の行を選択します。

    そのポートに対応するマップ内のポートが選択表示されます。

  7. マップ内の選択されたポートのスロット位置とポート番号から、異常が発生した実装置のポート位置を把握できます。