本書の目的
本書は、Interstage Data Effector(以降、Data Effectorと略します)の機能および利用方法について理解していただくことを目的としています。
本書の読者
本書は、以下の読者を対象としています。
Data Effectorを使用する人
Data Effectorのコマンドを使用して業務構築をする人
Data EffectorのC APIを使用したアプリケーションを作成する人
前提知識
本機能を利用するためには、以下の知識が必要です。
CSVに関する知識(CSV形式のデータを利用する場合)
XMLに関する知識(XML形式のデータを利用する場合)
C言語に関する知識(C APIを利用したアプリケーションを作成する場合)
また、ご利用になる環境ごとに以下の知識も必要になります。
Solaris(TM)オペレーティングシステムに関する知識
Linuxに関する知識
Windowsに関する知識
本書の構成
本書は以下の構成になっています。
Data Effectorの特長および機能概要について説明しています。
環境設定および運用操作の方法について説明しています。
検索式などの条件の基本的なデータ操作方法について説明しています。
日時関数や仮想項目機能を使った拡張的なデータ操作方法について説明しています。
コマンドの利用方法について説明しています。
C APIの利用方法について説明しています。
APIまたはコマンドの引き数としての検索式、グループ式、集計式、ソート式およびリターン式の書式について説明します。
コマンドの機能、オプションおよび使用例について説明しています。
C言語用のAPIの機能、記述形式およびパラメタについて説明しています。
定量制限について説明しています。
メモリの使用量見積り式について説明しています。
C APIを使用したサンプルプログラミング例を示しています。
V9までの互換機能を示しています。
プラットフォーム固有情報
本書では、Data Effectorがサポートしているすべてのプラットフォームの記事を説明しています。プラットフォームごとに説明が異なる箇所には、プラットフォームを示すマークを付けて、それぞれを説明しています。この場合、使用するプラットフォームの情報だけを参照してください。
Solarisオペレーティングシステムに関する内容が記載されています。
Linuxに関する内容が記載されています。
Windows(R)に関する内容が記載されています。
製品名の表記
本書では、以下の製品名称を略称で表記しています。
略称 | 正式名称 |
---|---|
Data Effector | Interstage Data Effector Standard Edition |
略語の表記
本書では、以下の略語を使用しています。
略称 | 製品名称 |
---|---|
Windows | Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition、 |
Linux | Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86)、 |
Solaris | 日本語Solaris 9 オペレーティングシステム および |
32ビット用 | Linux Interstage Data Effector Standard Edition V9.1.0または |
64ビット用 | Linux Interstage Data Effector Standard Edition for x64 V9.1.0、 |
用語の表記
本書で使用する用語の対応を以下に示します。
Windows | Linux/Solaris | マニュアルでの表記 |
---|---|---|
フォルダ | ディレクトリ | 本マニュアルでは、“ディレクトリ”と表現している箇所があります。 |
バッチ | シェルスクリプト | 本マニュアルでは、“バッチ”と表現している箇所があります。 |
製品のバージョン表記
Data Effectorの各マニュアルでは、特に断りがない限り、以下のバージョン表記を使用しています。
バージョン表記 | 対象製品/バージョン |
---|---|
V9.1系 | Windows Interstage Data Effector Standard Edition V9.1.0、 |
V9.0系 | Windows Interstage Data Effector Standard Edition V9.0.0、 |
ファイル形式の表記
Data Effectorでは、処理対象として2つのファイル形式をサポートしています。ファイル形式ごとに説明が異なる箇所には、ファイル形式を示すマークを付けて、それぞれを説明しています。
CSV形式に関する内容が記載されています。
XML形式に関する内容が記載されています。
書式の表記方法
文を構成する各要素の並べ方を示します。
書式で使用している記号の意味を以下に示します。
記号 | 意味 |
---|---|
線の下に分岐している部分は、省略可能な要素を示しています。 | |
上下に並列に分岐した部分は、そのうちの1つを選択する要素を示しています。 | |
線の上に延びている矢印付きの線は、その要素が繰り返されることを示しています。 | |
複数の構文要素をまとめて表現しています。 | |
構文が完結することを示しています。 | |
構文が下段に続くことを示しています。 |
コマンドの記述形式
項目 | 説明 |
---|---|
[ ] | 省略できるオプションであることを示します。 |
[ | ] | 選択肢が複数あり、省略できるオプションであることを示します。選択肢は、| で区切って表記しています。 |
{ | } | 選択肢が複数あり、選択肢のどれか1つを指定する必要があることを示します。選択肢は、| で区切って表記しています。 |
マニュアルの留意事項
各ファイルの指定例において、先頭が“#”の場合、その行はコメントとして扱われます。
本マニュアルに記載しているCSV形式の例の一部には、読者にイメージをつかんでいただくために表形式で記載している箇所があります。
商標
Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
Microsoft、Visual C++、Windows、Windows Serverまたはその他のマイクロソフト製品の名称および製品名は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
Red Hat、RPMおよびRed Hatをベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
SolarisおよびすべてのSolarisに関連する商標及びロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。
Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。
Interstageは、富士通株式会社の登録商標です。
その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
輸出管理規制
本ドキュメントを輸出または提供する場合は、外国為替および外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上、必要な手続きをおとりください。
著作権
Copyright FUJITSU LIMITED 2007-2008
平成19年 11月 初版 |