イベント監視環境の定義について説明します。
概要
イベント監視機能のうち、“ログファイル監視”機能を使用するために必要な定義について説明します。“ログファイル監視”とは、監視対象としたログファイルにテキストが追加された場合にイベント発生とみなす機能です。“ログファイル監視”を行う場合は、あらかじめ監視対象のログファイルを定義しておく必要があります。監視イベントとしてログファイル監視を選択すると、イベントログを出力していない製品についても、独自のテキストログファイルなどに異常事象をロギングしていれば監視できるようになります。
監視ログファイルは、[監視ログファイルの設定]ダイアログボックスを使って定義します。監視ログファイルは、最大20まで監視対象とすることができます。
注意
V5.0以降のSystemwalker Centric Managerと共存しているシステムでは、[監視ログファイルの設定]ダイアログボックスは使用できません。このようなシステムで監視ログファイルの設定をする場合は、Systemwalker Centric Managerの監視画面で提供されている同様のダイアログボックスを使用してください。
定義手順
[イベント監視の条件定義]ウィンドウの表示
[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの[オプション]メニューで[イベント監視の条件定義]をクリックします。
[監視ログファイルの設定]ダイアログボックスの表示
[イベント監視の条件定義]ウィンドウの[環境設定]メニューで[監視ログファイルの設定]をクリックします。
監視対象のログファイルを定義
表示された[監視ログファイルの設定]ダイアログボックスで、監視対象のログファイルを定義します。
定義の保存
[OK]ボタンをクリックして、設定内容を保存します。
登録済の監視ログファイルが表示されます。
[監視ログファイル登録一覧]リストの項目を選択すると、[ラベル]および[監視ログファイル名]に選択した項目の内容が表示されます。
監視するファイルのラベルを256バイト以内で設定します。監視ファイルを特定できる名前を設定してください。ただし、以下の文字は使用できません。
( ) [ ] ^ $ * + ¥ ? . | "
また、以下の文字列はメッセージ監視(フィルタリング)が正しくできない場合がありますので、使用しないでください。
INFO
Information
WARNING
Warning
ERROR
Error
HALT
Stop
情報
警告
エラー
停止
監視するログファイル名を259バイト以内で設定します。ログファイル名は一覧の中で一意にしてください。
ただし、ほかのアプリケーションが排他モードでオープンするファイルは指定しないでください。指定すると、アプリケーションまたはSystemwalker Operation Managerが行うファイルのオープンが失敗し、アプリケーションやSystemwalker Operation Managerが正常に動作しないことがあります。なお、アプリケーションがログファイルを排他モードでオープンするかどうかは、アプリケーションの提供元に確認してください。
各定義域の内容が[監視ログファイル登録一覧]リスト中の選択項目に追加されます。
各定義域の内容が[監視ログファイル登録一覧]リスト中の選択項目に反映されます。
[監視ログファイル登録一覧]リストで選択した項目が[監視ログファイル登録一覧]リストから削除されます。