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Interstage Host Access Service V10 ユーザーズガイド

28.2.1 設定項目

各設定項目の意味は以下のとおりです。

タグ名

説明

設定範囲

label

OSのイベントビューアに出力される製品ラベル名です。

以下のいずれかの値が設定されています。

  FSP_INTS-FJHAS_ihasadm

  FSP_INTS-FJHAS_ihasscenario

  FSP_INTS-FJHAS_ihasapi

  FSP_INTS-FJHAS_ihasws

設定変更しないでください。

msgFileName

メッセージファイルのベース名です。

以下のいずれかの値が設定されています。

  msg_ihasadm

  msg_scenario

  msg_ihasapi

  msg_ihasws

設定変更しないでください。

appendar

ログの種別です。

以下のいずれかの値が設定されています。

  ACCESS - アクセスログ

  EVENT - イベントログ

  DEBUG - デバッグログ

  TRACE - トレースログ

appendarタグ配下に各ログ種別の設定を記述します。

設定変更しないでください。

outputSystemLog

OSのイベントビューアに出力するかどうかを指定します。

ログ種別が、イベントログの場合のみ有効です。

0:出力しない

1:出力する

outputFileLog

ログファイルに出力するかどうかを指定します。

0:出力しない

1:出力する

outputFilePath

出力するログファイルのパス名を指定します。

256文字以下の文字列でファイル名またはフォルダ名を指定します。

相対パスで記述した場合、以下のフォルダからの相対パスに出力されます。

  [インストールフォルダ]¥log¥

ファイル名またはフォルダ名に指定できない文字は使用できません。

指定パス内のフォルダには、存在するフォルダを指定してください。

パスの区切りは、「/」または「¥¥」で記述します。

日本語を使用する場合は、UTF-8で記述する必要があります。

maxFileSize

1ファイルの最大ファイルサイズを指定します。

指定したファイルサイズを超えた場合、再度ファイルの先頭から出力が行われます。

maxIndexに2以上を指定している場合は、最大サイズを超えたファイルのバックアップが行われます。

1~65535の数値を指定します。

単位はKbyteです。

maxIndex

バックアップ世代数を指定します。

2以上の値を指定した場合、outputFilePathに指定したファイル名の後ろに世代数が付加されたファイル名でログファイルが出力されます。

  例)ihasws_event.log.0

また、maxFileSizeを超えた場合、世代数がカウントアップしたファイルにバックアップが行われます。

  例)ihasws_event.log.1_

バックアップファイルが、世代数に指定した値を超えた場合、最も古い世代のバックアップファイルが削除されます。

1~256の数値を指定します。

※1を指定すると”バックアップなし”となります。

outputLogLevel

出力対象ログレベルを指定します。

指定したレベルのログのみが出力されます。

ログ種別が、デバッグログおよびトレースログの場合のみ有効です。

イベントログおよびアクセスログでは必ず0を指定してください。

0~255の数値を指定します。

カンマ(",")で区切って複数の数値を指定することができます。

またハイフン("-")で出力範囲を指定することができます。

例)1および5~10のレベルを出力する場合

  outputLogLevel=1,5-10

0を指定するとすべてのログが出力されます。

通常は0を設定してください。

Webサービス機能のログ出力設定ファイル

デフォルトのWebサービス機能のログ出力設定ファイル(ihasws_log.xml)は以下のように記述されています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<configuration>
  // 製品ラベル名
<label value="FSP_INTS-FJHAS_ihasws" />
// メッセージファイル名(基底名)
  <msgFileName value="msg_ihasws" />

// アクセスログ設定
<appender name="ACCESS" value="ACCESS">
<param name="outputSystemLog" value="0" />
    <param name="outputFileLog" value="1" />
    <param name="outputFilePath" value="ihasws/ihasws_access.log" />
    <param name="maxFileSize" value="1000" />
    <param name="maxIndex" value="16" />
<param name="outputLogLevel" value="0" />
</appender>

// イベントログ設定
<appender name="EVENT" value="EVENT">
<param name="outputSystemLog" value="1" />
    <param name="outputFileLog" value="1" />
    <param name="outputFilePath" value="ihasws/ihasws_event.log" />
    <param name="maxFileSize" value="1000" />
    <param name="maxIndex" value="4" />
    <param name="outputLogLevel" value="0" />
</appender>

// デバッグログ設定
<appender name="DEBUG" value=”DEBUG”>
<param name="outputSystemLog" value="0" />
    <param name="outputFileLog" value="1" />
    <param name="outputFilePath" value="ihasws/ihasws_debug.log" />
    <param name="maxFileSize" value="1000" />
    <param name="maxIndex" value="4" />
    <param name="outputLogLevel" value="0" />
</appender>

// トレースログ設定
<appender name="TRACE" value=”TRACE”>
<param name="outputSystemLog" value="0" />
    <param name="outputFileLog" value="1" />
    <param name="outputFilePath" value="ihasws/ihasws_trace.log" />
    <param name="maxFileSize" value="1000" />
    <param name="maxIndex" value="4" />
    <param name="outputLogLevel" value="0" />
</appender>
</configuration>

注意

  • 設定ファイルはUTF-8のエンコーディングで記述する必要があります。

  • 設定ファイルに誤った記述を行った場合、正しいログが出力されないことがあります。