25.1 execメソッド

名前

exec

形式

String exec(String scenario, String connect_path, String param) throws java.rmi.RemoteException

機能説明

Webサービス経由で、scenarioに指定したシナリオを実行します。

Webサービスクライアントからexecメソッドを呼び出すと、paramで指定した入力パラメタで、ホストアクセスAPIのconnect()～load()～setString()～exec()～disconnect()～getString()/getList()/getTable()の一連の処理が一括で実行され、実行結果がXML形式のStringで返却されます。

パラメタ

scenario

実行するシナリオ名

「プロジェクト名/シナリオ名」の形式で指定します。

connect_path

接続パス情報

ホストとの接続に使用する接続パス名、または、接続パスのグループ名を指定します。

nullを指定した場合、シナリオのプロパティで接続パス名（グループ名）が設定されている場合は、その接続パス（グループ）が割り当てられます。接続パス名が設定されていない場合は、グループ名が設定されていない未使用の接続パスが自動的に割り当てられます。

param

XML形式の入力パラメタ

XML形式については、「25.2 XMLスキーマ」を参照してください。

復帰値

XML形式の文字列が返却されます。

XML形式については、「25.2 XMLスキーマ」を参照してください。

ホストアクセスAPIの実行時にエラーが発生した場合、XML内にエラー情報が設定されます。

XML内に設定されるcode/exception/keyの内容については以下のとおりです。

code	exception	key	内容
0	<空文字列>	<空文字列>	正常終了1
1	IllegalArgumentException: %s	入力パラメタに指定したキーまたは空文字列	入力パラメタに指定したパラメタの形式に誤りがあります。入力パラメタが正しいか確認してください。
999	JavaAPIのExceptionのtoString()メソッドが返却する文字列	空文字列	Webサービス機能が呼び出しているJavaAPIで例外が発生しました。 Webサービス機能が正常に動作していない可能性があります。
1000～8000	IHASException: %s	入力パラメタに指定したキーまたは空文字列	ホストアクセスAPIでエラーが発生しました。 %sにはホストアクセスAPIが返却するエラーコードが出力されます。対処方法はホストアクセスAPIのjavadocを参照してください。また、Interstage Host Access Serviceサーバ上で動作するWebサービス機能でイベントが記録されます。 Interstage Host Access Serviceサーバ上のイベントに従って対処を実施してください。 Webサービス機能のイベントについては、「第29章メッセージ」を参照してください。
9999	RuntimeExceptionのtoString()メソッドが返却する文字列	入力パラメタに指定したキーまたは空文字列	ホストアクセスAPIでRuntimeExceptionが発生しました。 Interstage Host Access Serviceサーバ上で動作するWebサービス機能でイベントが記録されます。 Interstage Host Access Serviceサーバ上のイベントに従って対処を実施してください。 Webサービス機能のイベントについては、「第29章メッセージ」を参照してください。

例外

RemoteException: WebサービスとWebサービスクライアント間の通信で異常が発生した場合にスローされます。

留意事項

入力パラメタに複数のキーを設定し、複数のキーに誤りがあった場合、復帰値のkeyには最初に例外が発生したキーのみ設定されます。