シナリオの作成は「シナリオエディタ」を使用して行います。
[業務例の在庫照会シナリオ]を例に、シナリオエディタの基本機能の説明とあわせてシナリオの作成方法を説明します。
事前準備 : ホストへ接続して操作を行うため、あらかじめ以下の情報を確認してください。
情報 | 説明 |
---|---|
接続先 | 接続先のホスト名またはIPアドレス |
ポート番号 | ポート番号 |
端末タイプ | 接続先で定義されている端末タイプ |
LU名 | 接続先で定義されているLU名 |
Windowsの、[スタートメニュー] > [すべてのプログラム] > [Interstage Host Access Service] > [シナリオエディタ] > [シナリオエディタ]を選択します。
シナリオエディタが起動します。
注意
シナリオエディタの起動時は、OSのユーザアカウント制御(UAC)により管理者権限の許可操作が必要です。
参照
シナリオエディタの各設定や画面説明の詳細については「第15章 シナリオエディタ」を参照してください。
図20.6 [シナリオエディタ画面]
[ファイル]メニューから[プロジェクト作成]を選択します。
「プロジェクト設定」画面が表示されます。
ポイント
[業務例の在庫照会シナリオ]では在庫照会を行うシナリオを作成するため、「プロジェクト設定」画面では以下のように設定します。
プロジェクト名は「在庫管理」とします。
接続先やLU名はホストの利用環境にあわせた値を入力します。
操作のトレースの記録からシナリオへの変換までについて説明します。
プロジェクトの作成後、エディタ中央のエミュレータ画面でシナリオ化したいホスト操作を行います。行った操作はトレースに記録され、トレースペインに記録結果が反映されていきます。
トレースに記録された操作は、シナリオに変換した後で編集できます。
操作の記録と、記録したシナリオへの変換手順は以下のとおりです。
トレースペインの[トレースの記録開始・終了]ボタンをクリックし、トレースを開始します。
トレースが開始されるとステータスバーにと表示されます。
エディタ中央のエミュレータ画面のツールバーの[接続]ボタンをクリックし、ホストに接続します。
エミュレータ画面で、シナリオに記録するホスト操作を実際に行います。操作はトレースペインに記録されていきます。
作業が終わったら、[トレースの記録開始・終了]ボタンをクリックし、トレースを停止します。
操作記録後のトレースペインには、以下の内容が表示されます。
[シナリオ一括変換]ボタンをクリックして、記録したトレースをシナリオに変換します。
参考
業務画面の特定位置に「画面ID」のような画面の識別名を表示しているホストアプリケーションを使用している場合や、画面を特定しやすい「タイトル」のような文字列が表示される場合は、「画面名前付け設定」でその文字列が表示される範囲を入力することにより、シナリオで使用する画面名を分かりやすくすることができます。
指定しない場合は「画面1」「画面1-サブ画面1」といった「画面NNN」(NNNは一意な番号)という名前になります。この名前は後から自由に変更することができます。