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ETERNUS SF Disk Space Monitor ユーザーズガイド

10.1.2 定義方法

本ファイルは、CSV形式のファイルです。しきい値監視する項目ごとに一行ずつ定義します。


カラム位置

説明

1

しきい値監視ID。一行毎にユニークなIDをつけてください。

2

監視する項目の「レコード番号」。レコード番号の値は下表を参照ください。

3

監視する項目の「フィールド名」+「レコード番号」。

例)レコード番号が1018のフィールド名freepcを監視する場合は、”freepc1018” を指定します。

フィールド名およびレコード番号の値は下表を参照ください。

4

監視するリソースのリソースIDを定義します。

リソースIDは、コンソールのドリルダウン表示で、対象ノードのコンテンツを表示することで、”リソースID” カラムから調べることができます。

また、リソースIDにはワイルドカードが使用できます。

例)リソースIDが”aaabbbccc”の場合、”aaabbbccc”, “aaa*”, “aa?bb?cc?”, “???bbb???”, “[abc]aa[abc]bb[abc]cc”などの指定が合致します。

5

通知する監視項目の名前を定義します。

6

しきい値監視を行う時間帯の開始時刻を定義します。HH:MM:SSの形式で指定します。省略することはできません。

7

しきい値監視を行う時間帯の終了時刻を定義します。HH:MM:SSの形式で指定します。省略することはできません。なお、24時間監視する場合は、開始時刻、終了時刻とも”00:00:00”を指定してください。

8

基準のサンプリング回数のうち、何回しきい値超えが発生した場合にアラーム通知するかという、しきい値超え発生回数(N)を定義します。

9

アラーム通知判定の基準のサンプリング回数(M)を定義します。なお、サンプリング回数の最大数は9、最小数は1です。1以上9以下の整数を定義してください。また、サンプリング回数が1の場合は、しきい値越え発生回数には1を定義してください。

なお、しきい値超え発生回数とサンプリング回数は、N >= M/2の関係になるよう定義してください。

10

警告(warning)しきい値

11

異常(error)しきい値

12

“>” か “<” を定義します。

“>” - ディスク使用量など、値が大きくなった場合にアラーム通知する場合。

“<” - ディスク空き率など、値が小さくなった場合にアラーム通知する場合。


監視項目のレコード番号とフィールド名対応

Windows版】

分類

レコード番号

フィールド名

項目の説明

WIN_DISKSPACE

1018

free

ディスクの空き容量(B)。

total

ディスク総容量(B)。

freepc

ディスクの空き率。

Solaris版】【Linux版】

分類

レコード

番号

フィールド名

項目の説明

UX_DISKSPACE

1002

dtotfils

マウント時のファイルシステム内のファイル数。

duseblks

マウント時のファイルシステム内の使用ブロック数。

dfrefils

マウント時のファイルシステム内の作成可能ファイル数。

davlblks

マウント時のファイルシステム内の作成可能ブロック数。

dblksiz

マウント時のファイルシステムのブロックサイズ。

dtotblk

マウント時のファイルシステム内の総ブロック数。

dusebyts

マウント時のファイルシステム内の使用バイト数。

dusembs

マウント時のファイルシステム内の使用メガバイト数

davlbyts

マウント時のファイルシステム内の空バイト数

davlmbs

マウント時のファイルシステム内の空メガバイト数

dtotbyts

マウント時のファイルシステムの総バイト数

dtotmbs

マウント時のファイルシステムの総メガバイト数

dfreepc

マウント時のファイルシステム内の空き率

ポイント

上記の表に示した情報は、コンソールのモニタ画面に表示される、OSに関するリソース情報です。しきい値監視では、上記以外の項目を監視することもできます。その場合は、「第19章 データフォーマット」を参照して、該当するレコード番号とフィールド名を指定してください。