[メール]メニューの[送信]コマンドでは、新規にメールを送信するほかに、各種の方法でメールを送信できます。主なものを以下に示します。
返信
受信したメールに対して返事を送信する場合に、この方法を選択します。[返信]ウィンドウのTOフィールドには、そのメールの送信者の名前が指定されています。必要に応じて宛先の追加や削除ができます。
オプションを指定して返信
受信したメールの内容をコピーする/しないを選択して返事を送信したい場合に、この方法を選択します。[オプションを指定して返信]コマンドをクリックすると、[返信]ウィンドウが表示される前に[返信オプション]ウィンドウが表示されます。このウィンドウでは、返信するメールにコピーする内容を指定できます。
再送信
配達に失敗した送信メールを、もう一度送信したい場合などに、この方法を選択します。宛先フィールド、TOフィールド、CCフィールド、およびBCCフィールドには、配達に失敗したすべての宛先が自動的に設定されます。メールのプロパティは、返信期限、期日指定など、時間に関係するプロパティ以外は、以前送信したメールと同じになります。プロパティについては、5.8 プロパティを設定するを参照してください。
転送
受信したメールを他の宛先に送信する場合に、この方法を選択します。転送するメールには、メッセージや添付ファイルを追加することもできます。
流用
送受信メールの内容を変更したものを新規に送信する場合に、この方法を選択します。送信したメールを流用して送信する場合、宛先フィールド、TOフィールド、CCフィールド、およびBCCフィールドには、すべての宛先が自動的に設定されます。送信するメールのプロパティは、標準設定値に置き換えられます。送信したメールを流用して送信する場合、送信するメールのプロパティは、返信期限や期日指定などの時間に関するプロパティを除いて、以前送信したメールと同じになります。必要に応じてメールの内容を変更して送信できます。
差し替え
以前に送信したメールを別のメールと差し替えたい場合に、この方法を選択します。宛先に届いたメールがまだ開封されていない場合、宛先のメールボックスから自動的に削除され、新しいメールと差し替えられます。メールがすでに開封されている場合は、古いメールと新しいメールが宛先のメールボックスに残ります。
特殊な宛先の指定
X.400メール、インターネットのメールとして送信
宛先にX.400アドレスやインターネットのメールアドレスを指定できます。この場合は、TOフィールドやCCフィールドにX.400アドレスやインターネットのメールアドレスを直接指定します。アドレスの指定形式については、システム管理者に確認してください。
また、X.400アドレスやインターネットのメールアドレスを指定した私用エントリを作成し、その私用エントリ名を宛先に指定することもできます。私用エントリの作成については、9.3.2 私用エントリを作成するを参照してください。
ポイント
[送信]ウィンドウの[メール]メニューで、[一時保存]コマンドをクリックすると、メールは送信されず、[送信]ウィンドウで指定した内容のまま、送信メールフォルダに保存されます。
一時保存したメールの内容を表示し、[メール]メニューの[送信]コマンドをクリックすると、メールを送信できます。なお、メインウィンドウの[表示]メニューで、[一時保存メール]コマンドをクリックすると、一時保存したメールだけを一覧表示できます。メールの一覧表示については、5.3.1 メールの一覧を表示する を参照してください。