Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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第4章 COBOLインタフェース> 4.12 その他の関数

4.12.13 CORBA-ORB-SET-CLIENT-REQUEST-TIMER

名前

 CORBA-ORB-SET-CLIENT-REQUEST-TIMER −スレッド単位のサーバメソッド待機時間の設定

形式

DATA DIVISION.
   WORKING-STORAGE SECTION.
   COPY CONST IN CORBA.
   01 COPY ORB         IN CORBA REPLACING CORBA-ORB BY ORB.
   01 COPY ENVIRONMENT IN CORBA REPLACING CORBA-ENVIRONMENT BY ENV.
   01 COPY LONG        IN CORBA REPLACING CORBA-LONG BY TIME.
   PROCEDURE DIVISION.
     CALL "CORBA-ORB-SET-CLIENT-REQUEST-TIMER" USING
           ORB
           TIME
           ENV.

機能説明

 クライアントアプリケーションにおいて、サーバメソッドが復帰するまでの待機時間をTIMEに設定します。ここで設定する待機時間は、本関数を発行したスレッドが今後発行する全てのリクエストに対して有効となります。本関数を発行した場合、スレッドを終了する前にCORBA-ORB-CLEAR-CLIENT-REQUEST-TIMERを発行する必要があります。

パラメタ

 ORB
CORBA-ORB-INITによって獲得したORBのオブジェクトリファレンス。
 TIME
サーバメソッドが復帰するまでの待機時間(秒単位)。待機時間には、0から100000000までを指定することができます。0を指定した場合は、サーバメソッドが復帰するまでの待機時間を監視しません。
 ENV
例外情報が格納される構造体。

復帰値

 正常復帰した場合の復帰値はありません。
 異常終了した場合はENV構造体のMAJORにはCORBA-SYSTEM-EXCEPTIONが設定され、IDとMINORに詳細情報が設定されます。IDの意味と値は次のとおりです。MINOR意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。

 CORBA_BAD_PARAM
 TIMEに不当な値を指定しました。
 CORBA_NO_MEMORY
 メモリ不足が発生しました。

注意事項


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