Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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第2章 C++言語インタフェース> 2.15 その他の関数

2.15.13 CORBA::ORB::bind_object()

名前

 CORBA::ORB::bind_object - オブジェクトとプロセスのバインド関係の登録

形式

 void
 CORBA::ORB::bind_object(
        CORBA::Object_ptr       obj,
        CORBA::Environment      &env );

機能説明

 引数のオブジェクト(obj)と本APIを発行したプロセスとのバインド関係をCORBAサービスに登録します。バインド関係を解除する場合はCORBA::ORB::unbind_object()を発行します。

パラメタ

 obj
バインド関係を登録する対象となるオブジェクト。
 env
例外情報が格納される構造体。

復帰値

 正常復帰した場合の復帰値はありません。
 異常終了した場合は、envのexceptionメンバにSystemExceptionオブジェクトのオブジェクトリファレンスが設定されます。設定される例外情報の意味は以下のとおりです。マイナーコードの意味については、 "メッセージ集"の"CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード"を参照してください。

 CORBA_BAD_OPERATION
  POA(Portable Object Adapter)用のライブラリがリンクされている可能性があります。
  POAを使用しない場合は、POA用のライブラリをリンクから外してください。

 CORBA_BAD_PARAM
  バインドしようとしたオブジェクトが既にバインド済です。
  バインドしようとしたオブジェクトのインプリメンテーションが、自身のインプリメンテーションと異なっています。

 CORBA_NO_RESOURCE
  バインドできる上限を超えました。

 CORBA_NO_IMPLEMENT

  クライアント用ライブラリ(ODWINCPP.LIB)が使用されています。

注意事項


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