Interstage Application Server SOAPサービス ユーザーズガイド 旧版互換機能
目次 索引 前ページ次ページ

第3章 環境構築

3.6 Linux固有の環境


 Red Hat Enterprise Linuxにデフォルトで実装されているtmpwatch機能により/tmp、/var/tmp配下にある一定期間読み込まれないファイルは自動的に削除されます。cron機能から/etc/cron.daily/tmpwatchシェルスクリプトが呼び出され、このシェルスクリプトの中でtmpwatchコマンドを呼び出します。デフォルトでは、/tmpに対して以下のように時間指定されています。

 本サービスを一定期間(デフォルトは10日間)使用しなかった場合、以下の現象が発生する場合があります。

 本サービスでは、Webサービス情報編集ツールおよびSOAPアプリケーションが動作する際に、リソース管理用ファイルを、java.io.tmpdir システムプロパティの値のパス配下に生成します。このパスは通常、/tmp配下または /var/tmp配下になります。Red Hat Enterprise Linuxにおけるtmpwatchがcronに登録されている場合、tmpwatchシェルスクリプトによりリソース管理用ファイルが削除され、上記の現象が発生する場合があります。

 上記の現象を回避するために、/etc/cron.daily下のtmpwatchの先頭に以下のスクリプトを追加することをお薦めします。

for i in `ls /tmp/.soapservice*`
 do 
 /bin/touch $i
 done 2>/dev/null


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2008 FUJITSU LIMITED