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Systemwalker Network Assist V13.2 導入手引書

A.3.2 Webサーバ機能の最適化について

監視クライアントでNetwork Assistの監視画面表示を適切に表示するためには、Webサーバのパフォーマンスを使用環境に応じてチューニングする必要があります。

詳細については、Webサーバのマニュアルを参照してください。

注意

以下に設定例を示しますが、お客様の監視サーバのハードウェア環境に依存する内容であり、設定値等は異なりますので注意してください。

[設定例]

ハードウェア:PRIMEPOWER100(Solaris OS)

  1. Solaris OSシステムのチューニング

    1つのプロセスで一度に開くことができるファイル数を記述します。

    • 変更ファイル:

      /etc/system

    • 記述内容:

      set rlim_fd_max = 4096

      set rlim_fd_cur = 1024

    設定後に、監視サーバを再起動します。

  2. Sun Java System Web Serverのチューニング(クラスタシステムを導入しない場合のみ)

    監視クライアント数または監視ノード数の増大による表示処理の増大に対して最適化を行います。

    1. Sun Java System Web Serverの管理ページでManage Serversの[Select a Server]で監視サーバを選択し、[Manage]ボタンを押下します。

    2. Webサーバの管理ページで[Magnus Editor]ページを選択し、[Manage Magnus.conf File]ページを開きます。

    3. [Select a Setting]コンボボックスから[Performance Settings]を選択し、[Manage]ボタンを押下します。

    4. 環境設定ページで以下の項目に値を設定し、[OK]ボタンを押下します。

      リクエストスタックの数値:[ConnQueueSize]=500

      サーバの起動時に作成される要求処理スレッド数:[RqThrottle]=128

    5. [Select a Setting]コンボボックスから[Keep-Alive Settings]を選択し、[Manage]ボタンを押下します。

    6. 環境設定ページで以下の項目に値を設定し、[OK]ボタンを押下します。

      HTTP Keep-Alive 接続時間の最大値:[KeepAliveTimeout]=3

      HTTP Keep-Alive 接続の最大数:[MaxKeepAliveConnections]=200

    チューニングの結果については、Sun Java System Web Serverのperfdump ユーティリティを使用して確認してください。