ここでは、クラスタシステム(PRIMECLUSTER)は、すでにインストール済みであるものとします。
注意
PRIMECLUSTERの設定方法については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
IPアドレスの割り当て
クラスタシステムを構成するノードでは、それぞれ複数のIPアドレスを管理しています。IPアドレスには、以下の種類があります。
パブリックネットワークに与えられたIPアドレス
各ノードのLANカードに対して与えられたIPアドレスで、外部との通信に使用します。
プライベートネットワークに与えられたIPアドレス
各ノードのLANカードに対して与えられたIPアドレスで、クラスタノード間の通信に使用します。
Network Assist用グループのIPアドレス(以降 引継ぎIPアドレス)
クラスタシステム上で運用する場合に使用するネットワーク上でユニークなIPアドレスを割り当てます。
監視クライアントからWebブラウザで監視サーバにアクセスするためのIPアドレスとなります。
引継ぎIPアドレスの登録
クラスタ運用設定メニューから[引継ぎネットワークの設定]を選択し、以下の項目を設定します。詳細は、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
設定の種類 | 設定内容 |
---|---|
引継ぎネットワーク名 | 任意の名前 |
引継ぎの種類 | IP引継ぎ |
インタフェース | 外部から接続できるIPアドレスが指定されているインタフェース |
引継ぐネットワーク情報 | IP:引継ぎIP |
注意
Systemwalker Centric ManagerまたはInterstage Application Serverですでに設定済みの場合は、設定する必要はありません
共用ディスクの割り当て
共用ディスクを用意します。共用ディスクは、プライマリノードとセカンダリノードで共用する Network Assist のファイルを格納します。
Network Assistをクラスタシステム上に導入する前に、以下の環境を設定してあることを確認してください。
共用資源用パーティションの作成
共用ディスクの登録
クラスタ運用設定メニューから[共用リソースの設定]を選択し、共用ディスクを設定します。詳細は、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。