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Systemwalker Network Assist V13.2 導入手引書

3.3.4 クラスタシステムの環境設定(クラスタシステムへ導入する場合)

ここでは、クラスタシステム(PRIMECLUSTER)は、すでにインストール済みであるものとします。

注意

PRIMECLUSTERの設定方法については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

  1. IPアドレスの割り当て

    クラスタシステムを構成するノードでは、それぞれ複数のIPアドレスを管理しています。IPアドレスには、以下の種類があります。

    • パブリックネットワークに与えられたIPアドレス

      各ノードのLANカードに対して与えられたIPアドレスで、外部との通信に使用します。

    • プライベートネットワークに与えられたIPアドレス

      各ノードのLANカードに対して与えられたIPアドレスで、クラスタノード間の通信に使用します。

    • Network Assist用グループのIPアドレス(以降 引継ぎIPアドレス)

      クラスタシステム上で運用する場合に使用するネットワーク上でユニークなIPアドレスを割り当てます。

      監視クライアントからWebブラウザで監視サーバにアクセスするためのIPアドレスとなります。

    引継ぎIPアドレスの登録

    クラスタ運用設定メニューから[引継ぎネットワークの設定]を選択し、以下の項目を設定します。詳細は、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。

    設定の種類

    設定内容

    引継ぎネットワーク名

    任意の名前

    引継ぎの種類

    IP引継ぎ

    インタフェース

    外部から接続できるIPアドレスが指定されているインタフェース

    引継ぐネットワーク情報

    IP:引継ぎIP

    注意

    Systemwalker Centric ManagerまたはInterstage Application Serverですでに設定済みの場合は、設定する必要はありません

  2. 共用ディスクの割り当て

    共用ディスクを用意します。共用ディスクは、プライマリノードとセカンダリノードで共用する Network Assist のファイルを格納します。

    Network Assistをクラスタシステム上に導入する前に、以下の環境を設定してあることを確認してください。

    • 共用資源用パーティションの作成

    共用ディスクの登録

    クラスタ運用設定メニューから[共用リソースの設定]を選択し、共用ディスクを設定します。詳細は、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。