ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 13.3 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(R) 2003/Microsoft(R) Windows Server(R) 2008-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX- |
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第3章 Storage管理サーバのカスタマイズ | > 3.1 Windows版の場合 |
以下の手順で、Storage管理サーバをセットアップします。
Storage管理サーバをクラスタ運用する場合は、クラスタセットアップで設定を行うため、以下の手順は不要です。
『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド』の「Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズ」に従って、設定を行ってください。
システムを再起動します。
AdvancedCopy Managerのマネージャーのインストール作業の延長でシステムの再起動を実施した場合は、2に進みます。
システムへのログオン時は、Administratorなどのadministratorsグループに所属する英字で始まる下線または英数字で構成するアカウントでログオンしてください。それ以外のアカウントでログオンした場合、手順2以降の操作が失敗する可能性があります。
データベース情報を設定します。
本処理を以下のサービスを利用して実行した場合、「データベース名の定義に失敗しました」などのメッセージを出力して正常に動作できませんので、利用しないでください(ただし、Windows Server 2008で、Symfoware Server V9.1.1以降を使用している場合を除く)。
ターミナルサービス(リモートデスクトップ接続による利用)
Telnetサーバーサービス
なお、Storage管理サーバがWindows Server 2003であれば、ターミナルサービスへのコンソールセッション接続を行うことで、利用可能です。コンソールセッション接続の方法については、以下を参照してください。http://support.microsoft.com/kb/278845/ja
AdvancedCopy Managerのマネージャーのインストール作業で[環境設定]を行っていない場合、システム再起動後に以下の画面が表示されます。必要に応じて表示されている内容を変更し、[継続]ボタンをクリックしてください。なお、インストール作業で[環境設定]を行っている場合には、本画面は表示されません。
Storage管理サーバをクラスタ運用する場合は、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
データベース作成フォルダ
各々のデータベースの格納先を、ドライブ名を含む絶対パス名で入力します。ここで入力するフォルダ名は、NTFSでフォーマットされた新規のフォルダ名です。指定したフォルダがNTFS以外でフォーマットされている場合や、すでに存在する場合は、別の名前に変更してください。
各々のデータベースの格納先を作成するドライブのプロパティにおいて、[全般]タブにある、[ドライブを圧縮してディスク領域を空ける]をチェックしないでください。ドライブ圧縮を行った場合、通常のI/O処理と比較して、性能上のオーバヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生するためです。
各々のデータベースを作成するフォルダのプロパティにおいて、[全般]タブの[詳細設定]または[詳細]から、[属性の詳細]にある、[圧縮属性または暗号化属性]項目をチェックしないでください。
圧縮属性にチェックした場合、ドライブ圧縮と同様に、通常のI/O処理と比較して、性能上のオーバヘッドが発生します。これにより、I/O量に依存してOSリソース不足によるアクセスエラーが発生するためです。
暗号化属性にチェックした場合、暗号解除ができず、アクセスエラーが発生するためです。
各フォルダの区切り文字は、オペレーティングシステムで指定できる区切り文字を指定してください。
データベースサイズ
データベースの大きさをMB単位で指定します。指定値については、「リポジトリ用データベース見積もり式」で見積もった値を指定してください。デフォルト値を利用する場合は、[デフォルト使用]チェックボックスをチェックしてください。
IPアドレスおよびデータベースアクセスユーザを設定します。
Storageサーバと通信を行うStorage管理サーバ(自システム)のIPアドレスおよびデータベースをアクセスするユーザ名/パスワードを入力します。ここで指定するユーザ名は、ローカルログオンの権限が必要となります。入力が完了した後、[設定]ボタンをクリックしてください。なお、インストール作業で[環境設定]を行っている場合には、本画面は表示されません。
ユーザ名とパスワードには、以下の条件があります。
オペレーティングシステムで指定できるユーザー名、パスワードを指定してください。
ユーザ名とパスワードは、18バイト以内で指定してください。
運用上、特に問題なければ、インストール時に指定したスタートアップアカウントを指定することをお勧めします。
ここで指定したユーザ名がシステムに未登録の場合は、登録を行い、ローカルログオン権限を付加します。
システムに登録済みのユーザ名を指定する場合は、登録済みユーザ名と同じ文字(大文字・小文字など)を指定してください。
設定情報を確認します。
データベースに関する設定情報が表示されますので、表示された内容を確認の上、[開始]ボタンをクリックしてください。なお、AdvancedCopy Managerのマネージャーのインストール作業で[環境設定]を行った場合、システム再起動後に、本画面が最初に表示されます。
データベースのセットアップ処理が開始されます。
データベースのセットアップ処理が完了します。
DBセットアップの完了画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックしてください。
Webサーバの設定(Windows Server 2003のみ)
以下の確認ダイアログが表示されます。
GUIクライアントを使用する場合またはコマンドのみを使用する場合は、[いいえ]ボタンをクリックしてください。
Webクライアントを使用する場合は、[はい]ボタンをクリックし、Webサーバ(Microsoft Internet Information Services)の設定を行ってください。
Webサーバの設定以外にも、環境の設定が必要になります。
詳しくは、ソフトウェア説明書を参照してください。
Webサーバに、以下の仮想ディレクトリを設定します。
仮想ディレクトリ |
ディレクトリ名 |
仮想ディレクトリのプロパティ |
---|---|---|
swstorage |
プログラムディレクトリ\inet\wwwroot |
「読み取り」付加 |
swstorage-j |
プログラムディレクトリ\java |
「読み取り」付加 |
swstorage-cgi |
プログラムディレクトリ\inet\cgi |
「実行権」付加(CGIが格納されています) |
swstorage-d |
環境設定ディレクトリ\etc\data |
「読み取り」付加 |
導入されているInternet Information Serviceのバージョンが6.0である場合は、[Webサーバ設定確認]ダイアログで[はい]ボタンをクリックすると以下の確認ダイアログが表示されます。CGIを実行可能にする場合には[はい]ボタンをクリックし、Webサーバの設定を行ってください。
Windows Server 2003 R2環境において、Windows SharePoint Servicesがインストールされている場合、GUIクライアントを使用するには、SharePointのサーバー管理の設定およびIISの設定を行う必要があります。設定の詳細については「Windows SharePoint Servicesがインストールされている環境で使用する場合」を参照してください。
各種サービスの起動
以下のAdvancedCopy Managerのサービスが起動しているか確認します。起動していない場合は、サービスを起動してください。以下のサービスの内容については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「サービスの起動と停止」を参照してください。
AdvancedCopy Manager ACL Service
AdvancedCopy Manager COM Service
AdvancedCopy Manager GUI Service
SymfoWARE RDA RDBSWSTF
SymfoWARE RDB RDBSWSTF
以下のいずれかの場合、「Windows ファイアウォールが有効になっている環境で使用する場合」を参照し、Windowsファイアウォール機能を設定してください。
Windows Server 2003 Service Pack 1 が適用されている
Windows Server 2003 R2
Windows Server 2008
WebサーバのMIME設定(Windows Server 2003のみ)
Webクライアントを使用するために、ファイルのダウンロードが必要となる場合があります。そのため、手順7で[はい]ボタンを選択してWebサーバの設定を行った場合は、ファイルがダウンロードできるように以下の設定を行います。
Microsoft Internet Information Service 5.0の場合
以下の手順で設定してください。
[スタート]−[すべてのプログラム]−[管理ツール]−[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]を選択します。
表示されたツリーの[インターネット インフォメーション サービス]−[マシン名]を選択し、右クリックして表示されるポップアップメニューから[プロパティ]を選択します。
[インターネット インフォメーション サービス]タグ中のコンピュータMIMEマップで、[編集]ボタンをクリックします。
[追加]ボタンを選択し、以下の入力を行います。
関連付けられた拡張子:policy
コンテンツの種類(MIME):application/x-swstf
サービス「IIS Admin Service」を再起動します。なお、このサービス停止時には「World Wide Web Publishing Service」も同時に停止されるため、起動時には「World Wide Web Publishing Service」も起動します。
Microsoft Internet Information Service 6.0の場合
以下の手順で設定してください。
[スタート]−[すべてのプログラム]−[管理ツール]−[インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ]を選択します。
表示されたツリーの[インターネット インフォメーション サービス]−[マシン名]を選択し、右クリックして表示されるポップアップメニューから[プロパティ]を選択します。
[インターネット インフォメーション サービス]タグ中のMIMEの種類で、[MIMEの種類]ボタンをクリックします。
[新規作成]ボタンをクリックし、以下の入力を行います。
拡張子:policy
MIMEの種類:application/x-swstf
サービス「IIS Admin Service」を再起動します。なお、このサービス停止時には「World Wide Web Publishing Service」も同時に停止されるため、起動時には「World Wide Web Publishing Service」も起動します。
データベースの退避
不測の障害発生に備え、環境を構築したデータベースの退避を行います。
『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書(Windows版)』の「データベースの退避方法」を参照し、作成したデータベース領域の退避を行ってください。
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