ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.3 -Solaris- |
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第10章 各種コマンド | > 10.6 SnapOPC/SnapOPC+サポートコマンド |
Snap Data Volumeの初期化、Snap Data Volumeの状態表示、またはSnap Data Poolの状態表示が可能です。操作したい内容にしたがい、以下のサブコマンドを指定して実行してください。
サブコマンド |
機能 |
init |
|
stat |
|
poolstat |
Snap Data Volumeが容量不足になった場合、アクセスパスとETERNUS ディスクアレイの論理ユニット番号(LU-Number)を使用して操作が可能です。
しかし、Snap Data Volumeが容量不足となった状態では、サブコマンドに"stat"を指定し、容量不足となったSnap Data VolumeのLU-Numberを確認しようとしても、容量不足となったSnap Data Volumeに対してはアクセスがエラーとなるため、コマンドが異常となり、LU-Numberの確認ができません。
このため、LU-Numberを使用する場合は、事前に、Snap Data VolumeのLU-Numberを確認し、覚えておく必要があります。
サブコマンドに"init"を指定し、Snap Data Volumeを初期化します。
Snap Data Volumeの初期化は、SnapOPC/SnapOPC+が起動していないときに実施してください。
Snap Data Volumeの初期化では、Snap Data Volume内の全てのデータが破棄されます。そのため、次の手順で実施することを推奨します。
(論理ボリュームマネージャによる運用時は、事前にアクセスパスの準備と、LU-Numberの収集が必要です。)
Snap Data Volume内に必要なデータがある場合は、OSコマンド等を利用して事前にデータの退避します。
ディスクの管理情報を初期化します。
論理ボリュームマネージャによる運用時は、対象のSnap Data Volume(物理ディスク)を論理ボリュームマネージャの管理外に設定します。
本コマンドにより、Snap Data Volumeの初期化を実施します。
論理ボリュームマネージャによる運用時は、アクセスパスを利用して初期化します。
指定方法
/opt/FJSVswsts/bin/swstsdv init Volume-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-G |
アクセスパス(Access-Path-Name)を指定します。 アクセスパスについては、「アクセスパスの作成」を参照してください。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
---|---|
Volume-Name |
初期化するSnap Data Volumeのボリューム名(AdvancedCopy Managerデバイス名)を指定します。 |
LU-Number |
ETERNUS ディスクアレイの論理ユニット番号を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
以下に、Snap Data Volume(/dev/dsk/c2t18d4s2)を初期化する例を記載します。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstsdv init /dev/dsk/c2t18d4s2 swstsdv init completed # |
以下に、容量不足が発生した場合に、アクセスパス(/dev/dsk/c2t18d1s2)を利用して、LU-Number(77)のボリュームを初期化する例を記載します。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstsdv init -G /dev/dsk/c2t18d1s2 77 swstsdv init completed # |
サブコマンドに"stat"を指定し、Snap Data Volumeの論理容量、物理容量、使用領域の容量、未使用領域の容量を表示します。
指定方法
/opt/FJSVswsts/bin/swstsdv stat Volume-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-G |
アクセスパス(Access-Path-Name)を指定します。 |
オペランドの説明
オペランド |
説明 |
---|---|
Volume-Name |
Snap Data Volumeのボリューム名(AdvancedCopy Managerデバイス名)を指定します。 |
LU-Number |
ETERNUS ディスクアレイの論理ユニット番号を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
以下に、Snap Data Volume(/dev/dsk/c2t18d4s2)の状態を表示した例を記載します。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstsdv stat /dev/dsk/c2t18d4s2 BoxID = 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004## LUN = 77 (0x4D) Rate Logical(sector) Physical(sector) Used(sector) Copy(sector) Host(sector) Pool(sector) 0% 8388608 1048576 0 0 0 0 |
以下に、アクセスパス(/dev/dsk/c2t18d1s2)を利用して、LU-Number(77)の状態を表示した例を記載します。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstsdv stat -G /dev/dsk/c2t18d1s2 77 BoxID = 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004## LUN = 77 (0x4D) Rate Logical(sector) Physical(sector) Used(sector) Copy(sector) Host(sector) Pool(sector) 0% 8388608 1048576 0 0 0 0 |
表示する内容は、次に示すとおりです。
タイトル |
説明 |
---|---|
BoxID |
Box IDを表示します。 |
LUN |
ETERNUSディスクアレイ上の論理ユニット番号を表示します。 |
Rate |
Snap Data Volumeの使用率をパーセンテージで表示します。 |
Logical |
Snap Data Volumeの論理容量を表示します。表示単位はセクタです。 |
Physical |
Snap Data Volumeの物理容量を表示します。表示単位はセクタです。 |
Used |
Snap Data Volumeの使用領域の容量を表示します。表示単位はセクタです。 |
Copy |
Snap Data Volumeの使用している容量のうちCopy使用量(注)を表示します。表示単位はセクタです。 |
Host |
Snap Data Volumeの使用している容量のうちHost使用量(注)を表示します。表示単位はセクタです。 |
Pool |
Snap Data Volumeに割り当てられたSnap Data Poolの使用量を表示します。表示単位はセクタです。 |
注)Copy使用量:SnapOPC/SnapOPC+の起動中に行われた更新の使用量です。
Host使用量:SnapOPC/SnapOPC+が起動していない状態でSnap Data Volumeに行った更新の使用量です。
サブコマンドに"poolstat"を指定し、Snap Data Poolの総容量、使用領域の容量、未使用領域の容量を表示します。
指定方法
/opt/FJSVswsts/bin/swstsdv poolstat -G Volume-Name |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-G |
ETERNUS ディスクアレイのボリューム(Volume-Name)を指定します。 |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
以下に、アクセスパス(/dev/dsk/c2t18d1s2)を指定して、Snap Data Poolの状態を表示した例を記載します。
# /opt/FJSVswsts/bin/swstsdv poolstat -G /dev/dsk/c2t18d1s2 BoxID = 00E4000M3#####E450S20A####KD4030639004## Pool-Type Rate Total(sector) Used(sector) Copy(sector) Host(sector) Free(sector) Normal 10% 20971520 2097152 0 2097152 18874368 Encrypted 0% 20971520 0 0 0 20971520 |
表示する内容は、次に示すとおりです。
タイトル |
説明 |
---|---|
BoxID |
Box ID を表示します。 |
Pool-Type |
Snap Data Poolの種類を表示します。 |
Rate |
Snap Data Poolの使用率(%)を表示します。 |
Total |
Snap Data Poolの総容量を表示します。表示単位はセクタです。 |
Used |
Snap Data Poolの使用領域の容量を表示します。表示単位はセクタです。 |
Copy |
Snap Data Poolが使用されている容量のうちCopy使用量(注)を表示します。表示単位はセクタです。 |
Host |
Snap Data Poolが使用されている容量のうちHost使用量(注)を表示します。表示単位はセクタです。 |
Free |
Snap Data Poolの未使用領域の容量を表示します。表示単位はセクタです。 |
注)Copy使用量:SnapOPC/SnapOPC+の起動中に行われた更新の使用量です。
Host使用量:SnapOPC/SnapOPC+が起動していない状態でSnap Data Volumeに行った更新の使用量です。
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