ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.3 - Microsoft(R) Windows(R) 2000 -,- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 -, - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 - |
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付録B Oracleと連携したバックアップ運用(サンプルスクリプト) | > B.3 サンプルスクリプト |
サンプルスクリプトを実際の運用に合うように更新します。
swst_first_st.sql
「DB情報の収集」にて参照した、テーブルスペース名を使用して各テーブルスペースのバックアップ開始を宣言するよう修正します。
例:ALTER TABLESPACE xxxxx BEGIN BACKUP;xxxxxにテーブルスペース名を入れます
格納先ドライブが異なる場合は、ドライブ毎に任意の名前で作成した別ファイルに宣言します。
1行目のCONNECT文のユーザー名/パスワードは、ALTER権限を持ったユーザーのものに修正します。
swst_first_ed.sql
「DB情報の収集」にて参照した、テーブルスペース名を使用して各テーブルスペースのバックアップ終了を宣言するよう修正します。
例:ALTER TABLESPACE xxxxx END BACKUP;xxxxxにテーブルスペース名を入れます
格納先ドライブが異なる場合は、ドライブ毎に任意の名前で作成した別ファイルに宣言します。
1行目のCONNECT文のユーザー名/パスワードは、ALTER権限を持ったユーザーのものに修正します。
swst_xdevmap.txt
1行にバックアップ対象の業務ボリューム(左)と対応するバックアップボリューム名(右)の「AdvancedCopy Managerデバイス名」を「半角空白またはタブ文字」で区切って記述します。バックアップ対象が複数ある場合は続けて、それぞれ一行づつ書き込みます。
例:g1d0p3 g1d1p3
注)業務ボリュームのAdvancedCopy Managerデバイス名の取得はAdvancedCopy Managerのコマンド“swstexecstat”にてバックアップ対象ドライブの行に表示されているDevice列に表示されているボリューム名を使用します。
例:下図にてバックアップ対象がEドライブの場合、業務ボリュームのAdvancedCopy Managerデバイス名は“g1d1p4”となります。
C:\>C:\Win32app\AdvancedCopyManager\bin\swstexecstat Server Device Last-Backup-Date Interval Status Mount-Point (Method) Execute 業務1 g1d1p2 2000/12/11 12:20 OK IDLE C: (NTFS) ---- 業務1 g1d1p3 2000/12/10 12:20 DELAY=1 EXEC D: (FAT) snapshot(22%) 業務1 g1d1p4 2000/12/9 12:20 DELAY=2 EXEC E: (NTFS) snapshot(45%) : |
swst_or_bk_as.js
本サンプルスクリプト(swst_or_bk_as.js)に対して、以下の個所を修正します。
修正個所の説明にある項番は、スクリプト中にコメントとして記述された項番に対応しています。
バックアップ対象のオラクルインスタンス名に修正します。
サンプルスクリプトの格納先ディレクトリに修正します。
AdvancedCopy Managerのインストール先ディレクトリ+“\\bin”に修正します。
ORACLEのインストールディレクトリ+“\\bin”に修正します。
オラクルのバージョンを4つの中から選びます。
ひとつ目のバックアップ対象ドライブの業務ボリューム名に書き換えます。
すでに作成した“swst_first_st.sql”にあたるファイル名に書き換えます。
すでに作成した“swst_first_ed.sql”にあたるファイル名に書き換えます。
バックアップ対象ドライブの業務ボリューム名(上記7・8にて指定したテーブルスペースのあるドライブ)と“swst_xdevmap.txt”にあたるファイル名に書き換えます。
上記8と同じです。
“swst_first_st.sql”の別ドライブ用にあたる任意につけたファイル名に書き換えます。
“swst_first_ed.sql”の別ドライブ用にあたる任意につけたファイル名に書き換えます。
9で指定した物とは別のバックアップ対象の業務ボリューム名(上記11・12にて指定したテーブルスペースのあるドライブ)と“swst_xdevmap.txt”にあたるファイル名に書き換えます。
上記12と同じです。
このサンプルスクリプトはインスタンスが2つのドライブに分かれて物理ファイルが格納されていた場合を想定して記述されています。「DB情報の収集」にて参照したインスタンスの情報が1つのドライブのみであった場合は以下の行で囲まれた二箇所を削除してください。また、2つより多数のドライブで構成されている場合は3つめ以降のドライブの分をコピーしてそれぞれ修正してください。
//[[[ Second Drive - START - ]]]XXXXXXXXXXXXXX//[[[ Second Drive - END - ]]]
Oracle9i以降の場合は、svrmgrlコマンドをsqlplusコマンド(/nologオプション指定)に変更してください。
なお、本スクリプトは、AdvancedCopy ManagerのStorageサーバでのみ動作します。
「サンプルスクリプトの更新」にて更新したサンプルスクリプト中(swst_or_bk_as.js)では、バックアップ実行コマンド(swstbackup)を実行しています。バックアップ実行コマンドは通常、バックアップ実行中のファイル更新を防ぐためにバックアップ対象のボリュームをロックします。
しかし、バックアップ実行中もOracleデータベースは稼動中で、バックアップ宣言して更新されることのないデータファイルもオープンしています。そのため、「サンプルスクリプトの更新」にて指定したOracleデータベースのバックアップ対象ボリュームがバックアップ実行コマンドに指定され実行された場合、バックアップ対象のボリュームをロックせず、ファイルシステムバッファのフラッシュのみを実施する必要があります。よって、バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイルで前後処理の動作を変更してください。設定例を以下に示します。また、swstbackupコマンドにXflushオプションを指定することによって前後処理の動作を変更することも可能です。
バックアップ用業務ボリュームロック動作指定ファイル
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