ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.3 - Microsoft(R) Windows(R) 2000 -,- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 -, - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 - |
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第3章 認証機構によるセキュリティ運用 |
AdvancedCopy ManagerのGUIクライアントを利用すると、マウスの操作のみで、バックアップ管理、レプリケーション管理機能が簡単に行えます。このため、不用意に画面操作を実施すると、データを破壊してしまう危険性があります。
このため、AdvancedCopy Managerでは、ユーザー単位にバックアップ運用、レプリケーション運用に対するアクセス権を設定できる機能(認証機構)を提供しています。本機能を利用する事で、バックアップ運用、レプリケーション運用のセキュリティを実現します。
AdvancedCopy Managerで利用可能なユーザーは、以下の条件を満たすユーザーです。
ユーザ名が20文字以内の英数字、または、10文字以内の日本語
上記ユーザーに対するパスワードが14文字以内の英数字
Windows 2000/Windows Server 2003/Windows Server 2008上で運用する場合、以下の注意事項があります。
NetBIOS over TCP/IPの設定
【Windows 2000/Windows Server 2003の場合】
TCP/IPの詳細設定において、NetBIOS over TCP/IPを無効にしないでください。この設定は、Windows 2000/Windows Server 2003のインストール時には有効になっています。誤って無効としてしまった場合には、以下の方法で有効としてください。
コントロールパネルの[ネットワークとダイアルアップ接続]を開いて、[ローカルエリア接続]のプロパティを開きます。
[TCP/IPのプロパティ]の[詳細設定]ボタンを選択し、[TCP/IP詳細設定]の画面を開きます。
WINSのタグを開き、“NetBIOS over TCP/IPを有効にする”をチェックします。
【Windows Server 2008の場合】
静的IPアドレスを使用する場合は、TCP/IPの詳細設定において、NetBIOS over TCP/IPを無効にしないでください。なお、初期値として設定されている"規定値"を使用しても問題ありません。
DHCPサーバを利用する場合は、NetBIOS over TCP/IPの設定を以下の方法で有効にしてください。
[コントロールパネル]の[ネットワークと共有センター]を開いて、[ネットワーク接続の管理]から[ローカルエリア接続]のプロパティを開きます。
[インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)]の[プロパティ]を開き、プロパティの[詳細設定]ボタンから[TCP/IP詳細設定]の画面を開きます。
WINSのタグを開き、“NetBIOS over TCP/IPを有効にする”をチェックします。
ユーザプリンシパル名でのアクセス制御
ユーザプリンシパル名でのユーザ認証、アクセス制御はできません。ユーザプリンシパル名とは、ActiveDirectoryを導入することによって使用できるユーザの表現方法です。ユーザプリンシパル名は、“ユーザ名@DNS名”で表現されます。
パスワードについて
Windows 2000/Windows Server 2003/Windows Server 2008のパスワードの条件については、127文字以内の英数字を指定可能ですが、AdvancedCopy Managerの条件が14文字以内の英数字であるため、14文字以内の英数字にする条件も満たす必要があります。
各システムのパスワードの条件にしたがい、パスワードの設定をしてください。
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