Ajaxフレームワーク UI部品リファレンス
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第1章 UI部品の概要> 1.3 UI部品の使い方

1.3.3 フォーム部品とモデルオブジェクトの関係

AjaxフレームワークではMVCモデルを採用しており、画面部品(V)とモデル(M)を分離しています。モデルを定義する場合、サーバ側に1回の送信で送る必要があるデータを、まとめて1個のモデルとして定義することをお勧めします。

以下に、従来のHTMLで記述した場合と、Ajaxフレームワークで記述した場合の例を示します。

従来のHTMLでは、<FORM>タグで囲むことにより、サーバ側に送信するデータの単位を示していました。

Ajaxフレームワークでは、モデルを定義し、各フォーム部品にバインディング式を記述することによって、JavaScriptのオブジェクトと画面部品の入力データが同期します。このJavaScriptのオブジェクトを、従来のHTMLでの記述と同様にサーバ側に送信するデータ単位にしておくことで、サーバへの送信時におけるデータ取得や加工の手間を削減することができます。

モデルオブジェクトとバインディングされるフォーム部品のプロパティは、以下のとおりです。

[表: モデルオブジェクトとバインディングされるフォーム部品のプロパティ]

部品名

プロパティ名

説明

TextInput

value

入力されたテキスト(String)

CheckBox

checked

選択状態(Boolean)

RadioButton

checked

選択状態(Boolean)

TextArea

value

入力されたテキスト(String)

Select

selectedValue

単一選択により選択された項目(String)

selectedValues

複数選択により選択された項目(Stringの配列)

ComboBox

value

入力されたテキスト(String)

DateInput

date

入力された日時データ(Date)

NumberInput

number

入力された数値データ(Number)

MaskedTextInput

value

入力されたテキスト(String)

MaskedDateInput

date

入力された日時データ(Date)

SelectList

selectedIndex

単一選択により選択された項目のインデックス(Number)

selectedIndexes

複数選択により選択された項目のインデックス(Numberの配列)

CheckList

selectedIndex

単一選択により選択された項目のインデックス(Number)

selectedIndexes

複数選択により選択された項目のインデックス(Numberの配列)

CheckBoxGroup

selectedValues

選択されたCheckBoxの値(Stringの配列)

RadioButtonGroup

selectedValue

選択されたRadioButtonの値(String)


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