Interstage Portalworks 管理者ガイド

F.4 Portlet Applicationのパッケージ方法

Portletは、Portlet Applicationという単位で、WARファイル形式でアーカイブされます。これはWeb Applicationの一種で、1つ以上のPortletと単一のPortlet配備記述子（portlet.xml）を含みます。さらに、Servlet、JSP、HTML、またはクラスライブラリ、その他のリソースなども含めることができます。以下に、標準的なPortlet Applicationディレクトリの構成例を示します。

/WEB-INF/web.xml
/WEB-INF/portlet.xml
/WEB-INF/lib/*.jar
/WEB-INF/classes/*/*.class
/WEB-INF/jsp/*.jsp

1. web.xml
   アプリケーションの名前やServlet定義などを記述します。
   
2. portlet.xml
   アプリケーションに含まれるすべてのPortletと関連する定義を記述します。以下に、基本的なportlet.xmlファイルの例を示します。

   <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
   <portlet-app xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/portlet/portlet-app_1_0.xsd" version="1.0"
   xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
   xsi:noNamespaceSchemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/portlet/portlet-app_1_0.xsd">
   
   <portlet>
   <portlet-name>Sample</portlet-name>
   <portlet-class>portlets.Sample</portlet-class>
   <expiration-cache>-1</expiration-cache>
   <supports>
   <mime-type>text/html</mime-type>
   <portlet-mode>VIEW</portlet-mode>
   <portlet-mode>EDIT</portlet-mode>
   <portlet-mode>HELP</portlet-mode>
   </supports>
   <portlet-info>
   <title>Sample Portlet</title>
   </portlet-info>
   </portlet>
   </portlet-app>

   • <portlet-app>
     portlet.xmlのルート要素です。必ず記述します。
   • <portlet>
     このタグ内に個々のPortletの情報を記述します。
     • <portlet-name>
       Portletの名前を記述します。
     • <portlet-class>
       Portletのクラス名（パッケージ名も含む）を記述します。
     • <expiration-cache>
       コンテンツをキャッシュする時間を記述します。
       “-1”が指定された場合、無制限にキャッシュします。
       “0”を指定された場合、キャッシュしません。
       単位は秒数です。(300と記述した場合は5分です。)
     • <supports>
       PortletでサポートするContent-TypeとPortlet Modeの組を記述します。
     • <portlet-info>
       Portletのタイトルなどの情報を記述します。

   その他の定義可能な項目については、“Java Portlet Specification”の“21章 Packaging and Deployment Descriptor”を参照してください。